2011年10月23日日曜日

ラダックの旅はTOYOTA INNOVA

INNOVA祭り

・国境を越えて違う国へ入ったと実感する瞬間:走ってる車が、TOYOTAマジョリティからHYUNDAIマジョリティになった(か、逆)。ということが、よくあった中東、アフリカ東部。中古車なんだろうけど、あれ、何なんだろう。どうゆう利権が絡んでるんだろう。謎です。

・タンザニア・ンゴロンゴロ国立公園でサファリしたことがある。ランチするべく止まった駐車場の光景が圧巻。ランド・クルーザー祭り!!!申し訳なさげにランド・ローバー、日産のサファリ、三菱パジェロがたまに止まっている程度。ランクルって、こんな強かったんだ・・

日本で生まれ育った私、日本で日本車をいっぱい見て当たり前の光景だと思ってましたが、TOYOTAやHYUNDAIが各国で(時にマジョリティを占めて)走っているのを見て、車を作れる国って、実は、そんな多くないってことを知ったバックパッカー時代。そして、車作りは日本の産業なんだ、と言うことに気づきました。

そんな経緯あり、各国を走る車には興味深々。

で、ラダックは??

インドの例に漏れず、乗用車はMARUTI SUZUKI、HONDA、TATAが多い印象。その他TOYOTA、HYUNDAI、MAHINDRAなど。ただ、ラダックは軍事的要衝、アーミー用カーキ色のトラック、いかついASHOK LAYLANDもバンバン走ってるのが他インドと違うw 

てか、まず、国産車があるって時点でインドすごい。国産車作れるってだけで、国としてレベル高いと思う(って、どんな30カ国旅してきたの、って感じですが、そうなんです)。しかもTATAなんて輸出もしてるし!

GW旅行時のヌブラ谷旅行では、MAHINDRAのSCORPIO(TOYOTAのランクル的な7人乗りオフロード車)で公称5,600mのKhardung Laを快適に越え、MAHINDRAすげい。SCORPIOあればランクルいらないじゃん!と思ってました。帰国後、海外経験豊富な日本のおっさん世代にそのことを話したら、「インド車なんかでそんな高い峠を越えられるなんて、有り得ない!」とか言われました。昔のことはわかりませんけど、想像はつきますので、否定するおっさんは前時代的な体験に捉われててかわいそうだな、とか思いながら、21世紀的な私に取ってはインドの会社がランクルみたいな車を作るってのがリアルなんだと認識。同時に、アフリカのことがかわいそうになりました。自国車作れずに、輸入に頼るしかない国々。新興国ともてはやされてるインドとは、違う訳だ。ちょい例外はTOYOTA、NISSAN、BMW、VWなど他国車の工場がいっぱいあって輸出もしてる南アですけど、でも、自国車はないしな。

で、9月ラダック旅。パンゴン・ツォ行の車はTOYOTAのINNOVA(IPSAMをちょっといかつくした感じの7人乗り)。聞いたことない、見たことない。海外モデルか。くらいにしか思ってませんでしたが、パンゴン・ツォの駐車場(↑写真)にて唖然・・9割方INNOVAで、INNOVA祭りしてました。これは・・いつかのランクル祭り@ンゴロンゴロを連想さます。残り1割はMAHINDRA SCORPIOとかMAHINDRA。ちなみにヌブラ谷へもINNOVAでした。ま、同じ車(&ドライバー)だったんだけど。異国(かつ天国のような湖の畔)の地で見るTOYOTA祭りは、普段ナショナリティーを意識しない/意識しないようにしている私でも、何かの琴線に触れます。そして、MAHINDRA SCORPIOという優秀っぽい国産車を作ってる国なのに、タフでツーリスティックな場所にはまだTOYOTAが主流なんだな、と。ローカルが愛用してるって訳じゃなくて、観光客仕様って意味で。ローカルだったらスズキの軽みたいな車でも峠を越えるでしょうから。ランクルじゃなくてINNOVAってのはラダックらしさ?ランクルよりは安そうだし。SCORPIOよりも安そうだし・・INNOVAはインドで作ってるのかな? ちなみにランクルは、1台見たような、見なかったような?、くらいの存在感でした。まだ、ラダックでもTOYOTA最強神話は続いているみたいですが、未来のことはわかりません。いつかSCORPIO祭りになる日も来るかもね。

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