2012年11月28日水曜日

富士山マラソン

先週末、富士山マラソンの18キロに参加しました。目標があればトレーニングのモチベーションになる?!と、後輩や先輩を誘って職場で申し込み。人生で最高6キロしか走ったことなかった(高校のマラソン大会)ので、大きな目標だとおもいましたが、意外と余裕?雰囲気で完走できてしまいます。練習でも結局12キロまでしか走らなかったけど、後ろの方からのスタートだったし、途中トイレ寄ってしまい(しかも並んだ笑)、向上要素たっぷり残したまま1時間39分33でゴール。18キロと言いつつ、実は17.2キロらしいですが。。1時間半まで縮められる実感はあり。としたら、また次の大会ですね。目標ハーフで1時間45分。と、人はマラソンにハマっていくのですね。。

職場の後輩や先輩(23〜40代)も、皆制限時間(2時間半)内で完走。大会前は周りからいろいろ危ぶまれてましたが、結構みんな走れる!

富士山マラソンは、お天気にも恵まれて、富士山が根元から超キレイに見える中、紅葉の河口湖を周る。すごく気持ちいいランでした~!また来年も出たいな。





11/27 今日のインドビザ(商用)

インド好きを公言してたら、なぜかインドビザ(主に商用)情報を手に入れやすいので、
人から聞いた話をメモメモ:

今日の話。
商用ビザ、直接申し込み。
午前中開館30分以内に行っても、
既に100人くらい待ってて
午前中に受け付け終わらなったてwww


明らかキャパ足りてないwwww
インド人気すぎwww


商用じゃないけど、最悪空港でビザ・オン・アライバルという選択肢あるよ!

http://lindiary-lindaoki.blogspot.jp/2012/05/blog-post.html



2012年11月18日日曜日

2012夏 チュニジア!お土産♪

お土産バスケットww
チュニジアはお土産豊富すぎて、ついつい買い物しちゃいますw
食材、魔除け(ファティマの手)、民芸品、籠バetc...
何より、や す い!

チュニジア、物価安かったですwww ありがたい!
いくつかご紹介していきましょう。為替レートは1ディナール=50円でした。


  • 籠バック(籠バ)
ナツメヤシを利用した網籠。現地ではおっさんが普段使いしてる。籠バ以外にも、籠製品はいろいろなバリエーションあり。鍋敷、各種大きさのバスケット、装飾(籠網の魚のオブジェとか)。南部が籠の名産地らしく、首都チュニスよりもドズールとかの方が種類豊富。購入するならトズール等で。↓はチュニスのメディナで7ディナール程度で購入。

普段使いの例。スーパーの買い物バッグとして利用。ネギww

  • サハラ・ローズ(砂漠の薔薇)
サハラの砂の結晶。薔薇のような形状をしていることからサハラ・ローズと呼ばれている。置物として◎。南部サハラツアーの際、シェニニという村で購入。1ディナール。

薔薇のよう。小さいのはおまけでもらったww
  • ファティマの手
チュニジアに限らず、中東全域にある魔除け。Evil Eye(眼のモチーフ)が不気味だけど、慣れるといい味だしてると感じられ、離れがたくなるww 値引き交渉の一環で他のお土産と一緒に「えーそれ以上下がんないの。じゃあこれも付けてよ」とかいう手段を使って得たものなので値段不明。笑。

ペラペラ金属製と、素朴な陶器製。魔除けとして部屋に飾る

陶器製のもの。素朴でおしゃれ。
  • 食材
オリーブの産地、チュニジア。食事にオリーブオイルは欠かせません!良質なオイルが安価で手に入る。他、日本ではばか高いサフラン始めスパイス類もかなり安価。サフランとか日本の10分の1以下で手に入る。古代からワイン造りも行われているので、ワインも豊富。ボン岬ケリビアの名産、マスカットワインは本当に飲みやすい!でも10ディナール程度ww 他、デーツ(乾燥ナツメヤシの実)も、もちろん豊富。

チュニジアの富♪
職場のお土産に、おしゃれな感じのスウィーツ・ショップ(Deyma、チュニスのメディナ・フランス門からハビブ・ブルキバ通りをちょっと歩いたところ、シディ・ブ・サイドの駅前ロータリー付近で確認。フラ語だが雰囲気は伝わるかご参考:http://www.tuniscope.com/index.php/article/3917/actualites/courses-alimentation/deyma-les-dattes-dans-un-concept-store-560917#.UKezSIe6eSo)、で買った、チョコ土台にデーツ、ピスタチオが無造作に乗った、見た目もおしゃれなチョコを配りました。デーツはあまり日本のみなさまにはなじみがないものなので、受け入れてもらえるか若干心配してましたが、

杞憂でしたwww

「もう1個ちょうだいw」とか非常に好評でしたww
若干、あんこに似た風味だと思うので、日本人と相性がいいのかもしれませんデーツ。
職場等のお土産におススメします。
(あ、ただ我が職場はみなさん海外経験豊富なので、特に外国スウィーツに抵抗が少ないのもあるかもしれませんが。。)

他にもパプーシュ、キリム(南部のが安い)、ベルベルのフード付マント(南部のもの。スターウォーズにも出てくるコスチューム。現代向に薄くて軽いフリース生地もあり。冬季の部屋着として私も1着購入。笑)、ローズ・オイル、ジャスミン・オイル、アルガン・オイル等原油、精油類もお得。中東は香りにこだわりありますからね。チュニジア旅行以降ローズの香りの虜になり、シャンプー、シャワージェル、ハンドクリーム(ロクシタンの限定じゃないベーシックなやつがとってもチュニジアのローズの香りに近い!)等、ローズで揃え始めましたwww

お土産によっては南部のがバリエーション豊富、お値段安いといったものもあるので、各地でこれは!というものを見つけたら即買っておくといいです(私は「どうせチュニスでまとめ買いするから。。」とか先送りして後悔した品が数点あるので)。お土産も旅の楽しみのひとつ。お土産豊富かつ安価だと余計テンション上がりますね♪♪

チュニジアいい国(結局そこww)!!!!!


2012年11月8日木曜日

鳳凰三山

砂漠的風景に月

7月に北岳、9月に仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳、そして11月。
鳳凰三山!!!

7-9月は他に登山してないので、
今夏は南アルプスにしか行ってませんww
私をここまで惹きつける南アルプスの魅力。。(北行ったことないんですけど。。)
東京からのアクセスがいいけど人が少なく、標高も高いw
多分、最初に行った北岳がすっごくよかったからでしょうね。
来夏も行くぞー!でも北も行ってみたい♪表銀座て何?銀座なの?な世界。

地蔵岳。地蔵がいっぱい!

地蔵岳オベリスク付近から美しい富士

均整の取れた完璧な山容。。美しい

世界で一番美しい山だと思う…(しつこいw)

富士は眺めるのが好き(別に登らなくていい)。
でも北岳(中央)はまた登りたい山。好きです。。
地蔵岳ほぼ砂漠的風景。
山頂にあるオベリスク初め謎の巨岩は何なの。。他の山でもあるけど。なぜなぜなんで。。???


ここはラダックか







・・・いいえ、草津白根山ですwwww



パンゴン・ツォの如く乾燥した岩肌に、乳青色の水を湛えた湖。
こんな風景が日本にもあるとは。。しかも草津。

ほんものパンゴン・ツォと違い、小さいですし、周りは緑ですが。。

でもすごい。。
火山の成せる業です。
周辺もハイキングしましたが、ちょっと離れるとところどころ硫化ガス高濃度ポイントがあるという、デス・エリア!!地球は生きてるね!てか日本て火山国だったね!と認識を再確認できるところでもあります。ちょっとハイキング後は温泉入れるし♪

2,000m越えてるので紅葉

軽井沢から有料道路で向かったのですが、絶景ドライブ!まさか群馬にこんなところが。。

(参考)本物パンゴン・ツォ



チュニジアが恋しくなったら大久保へ

大久保・L'AZURE(ラジュール)
http://r.gnavi.co.jp/b873800/


て、残念ながら遅れて登場のためお料理を楽しめてないのですが、
チュニジア旅で現地待ち合わせした友達曰く、
ブリック美味しい!と。

再来週またリベンジ行きます~!!!
そろそろブリック(クレープみたいな?)とかショルバ(シーフードスープ)とかハリッサ(コチジャン)が恋しくなってきたし!!

内装からしてチュニジア空間でした。。
一瞬でも日本を忘れられます。。
(日々の生活に戻ってしまった!)

ちなみに、大久保、新大久保方面から向かうと、同じ通りの手前にトルコ料理屋がありトルコ国旗が掲げられているのですが、トルコ国旗とチュニジア国旗は劇似のため、あわや間違えそうになります注意!!!笑

左チュニジア国旗。チュニジア、カルタゴ、もちろん、ハンニバル様も鎮座していらっしゃる!
私大好き、ハムサ(直訳:5)またはファティマの手!魔除け!
これは陶器製で大変素朴でかわいい
ベドウィン!
(参考)本物ベドウィン。目の覚めるような群青が印象的ですね。

ちょ、人www

(参考)高級住宅街の民家。チュニジアはブルーの扉が有名だけど、白もかわいい~~

こんな人たち、スーク(市場)でたくさんみた。。
自分は特にお土産として惹かれなかったけど、こんなところで再会するとは。。革製です。

船!後ろのカスバ(城塞)!!これはまさしく、、


ハマメット!!!!
ああ、チュニジア。。。戻りたいww
て感じのハイ・クオリティーなお店(内装)。大久保、新大久保はコリアンだけではない!!


2012年10月23日火曜日

中国語学習

言語は声に出さなきゃ覚えられないと信じているし、
中国語は発音大事!てことで
日々発音練習に勤しんでいます。

嘘です。さぼりがちです。。
昨晩久々に集中してinとingとかanとangを言い分けよう、
聞き分けよう、と練習してました。
(声が漏れてたらかなり怪しい部屋。。)

今日、口周りを動かすと、




筋肉痛のような。。。




まだ身体が中国語についていかないようです。。
まずは身体作りからですね。

an, ang, qin, qing(前のレッスンで先生から集中講義を受けた発音。。アンアン、チンチン、アンアン、チンチン。。先生(おねえさん)何言わすのww と、思わず笑ってしまいました)
練習&次回マンツーマンレッスンで矯正だ!!!

マンションの一室から怪しい声が漏れるかもしれませんが、
本気です。本気です。本気なんです!!!!!

中国語学習の諸先輩方から、
「発音だけはしっかりやっておけ」
というアドバイスしかもらわないので、真理だと思います。
とにかく発音!!発音だけしか勉強しないで中国短期語学留学する勢いですが、それでいいそうです笑。ということで、中国語開始3週間経過、まだ「餃子食べる」「眠い」「忙しい」とかしか言えないけど、特に焦ったり、不安に思ったりはしていません。てか、実は若干の既習経験があるから私、発音の大切さと、文法はそんな心配するほどではない(多言語と比べ)、と経験上知ってますから。

チュニジアではこうゆうところ歩いてると「チャイナ―」「シノワーズ」「ニーハオ」と声掛けられまくりなので、
市民の期待に答えるべく中国語くらいできないとww




2012年10月21日日曜日

相対化作業


砂漠が恋しい。。
本当にこんな場所が世界に存在するの?
とすら思えてくる。

のですけど、存在するのです。
毎日決まった時間に満員ではないけど(マイナー路線&人と反対方面)混んではいる電車に乗って1日中PCの前のサラリーマン生活に戻ると忘れそうになるけど。。

時折想い出しては、この生活も大きな世界のほーーーーんの1部、点に過ぎない、と相対化してます。絶対化したらやっていけない。。まだ広い広い多様な世界が拡がっているんだよ。日々の生活に忙殺されないでね。(ひとりごと。。)

私の人生は私が生きているので、絶対化すべきかもしれません。相対化すると実現できない現実があることも事実なので、苦しい部分もあります。でも、敢えて、やります。決して現実逃避ではなく。事実として、今を生きている正にこの時間に、一方で上記のような世界もあるのですから。どこでも一定の苦労はあるだろうけど!




2012東京国際映画祭 テセウスの船

今年の東京国際映画祭、王道ボリ作品は火の道:Agneepathですが、
他にもインド(を舞台にした)映画があります。

テセウスの船
http://2012.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=23


を観てきました。

「テセウスの船」とは、Wikiを参照すると…
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%BB%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%81%AE%E8%88%B9
テセウスの船(テセウスのふね、英: Ship of Theseus)はパラドックスの1つであり、テセウスのパラドックスとも呼ばれる。ある物体(オブジェクト)の全ての構成要素(部品)が置き換えられたとき、基本的に同じであると言えるのか、という問題である。
このパラドックスを現実的に物理的に人間に当てはめると、
構成要素(部品)=身体の器官(含臓器)
構成要素(部品)の置き換え=臓器移植

臓器移植を巡る、それぞれテーマが異なる3つの話のオムニバス。ギリシア時代から続く「テセウスの船」議論を、多様な視点からインドらしい地域性も一部取り入れながら(3話中2話)、現代の私たちに吹っかける。オムニバスだけどどこか繋がってる、て展開が好きな私。全然気づかなかったけど、繋がってたね(勘のいい方ならもうわかるかも)。

テセウスの船/2012年インド
監督:アーナンド・ガンディー
出演:アイーダ・エル・カーシフ(エジプト人)他

【「インド映画」ですけど】

  • 真面目です。堅苦しいという意味でなく。哲学的、社会的な色が強い作品。娯楽的でなく芸術的。インド映画=日本で人気のラージ二カーント(ムトゥ)、ボリウッドのエンターテイメント色が強い♪踊って歌って~だけとは決して思わないでください。
  • 3話ともムンバイを舞台にはしていますが、最初の1話は、全くヒンディー語、その他インドの言葉が出てこない。アラビア語と英語。「え、インドてアラビア語も話すけ。。??多様だし、有り得なくもないよな。。」と混乱しちゃったけど、多分ヒロイン外国人の設定だよね?実際はエジプト人の女優さんが演じています(舞台挨拶で出てきましたが、今日は決して太い訳じゃないけど豊満なボディにミニでかなりタイトな白ドレス着用、メガネに真っ赤な口紅で、見る人が見たら萌え死にしそうな恰好でした)。
  • 2話目も、ほとんど英語。これも主演男優が外国人の設定?と思ったけど、微妙。。インド人かもしれん。こちら助演男優は監督自身になります(舞台挨拶で出てきてわかったw)
  • 3話目は「インド・臓器移植」と言えば?の臓器売買がテーマとなる。
  • 以上、言葉やテーマから、明らかに非インド、映画祭向け作品??
  • だってエンタメ、歌と踊り~♪のインド本国じゃ受けなさそうなんだもんww
  • かと言って、芸術志向過ぎることも、社会的過ぎることもなく、エンタメとは言い難いけど、いい感じに(主に知的に)面白くて、オムニバスとしてもまとまった作品だと思います。
  • きっちり「インド」感も押さえているし。
  • 2話目、インドのスピリチュアルとかベジタリアン志向とか宗教(特定の宗教ではなく、ヒンディーや仏教を生み出したインドのスピリチュアル土壌というか)関連。インド勘がない人には??てなるかもだけど、インドはスピリチュアリティー発達してますから、ああゆうスピリチュアル集団がふつうに生活に溶け込んでておかしくないし、無神教は無神教なりの徹底した何かがあるんだろうな。(こうゆう教団が実際あるのかは不明ですが、あっても全然おかしくない!)
  • 3話目、前述の通り貧困と臓器売買。
  • 私でも知ってるようなメジャーどころの俳優は出てこない(作品の性格上、そうだろな)。
【その他】
  • 1話目は、主人公の設定自体がパラドクス。興味深い。
  • 私は普段から2時間越のボリウッド映画を見慣れてるから、上映時間が長いことへの抵抗は少ないが、やはり日本の観客向けにはちょっと長いか。ただ、3話のオムニバスなので間延びはしない。
  • 3話が3話とも全く別の視点からのアプローチ。出演者の性別、年齢、職業、臓器移植との関わりも。それぞれが興味深く、また、全く別の切り口なので、主題を多面的に捉えることに成功している(誰だよ私。上からww)
【監督&女優Q&A】
映画祭ならではですね。来日してくれたようです。15分くらいQ&Aがあったので要旨だけ。
この作品は哲学的な主題にインスパイアされて作ったそう。作品を通して、アイデンティティー、境界(自己/他者、生/死(人間の死?細胞の死?微生物の死?))とは何かを問いかけたいそうです。ええ、確かに。

【感想】
普遍性を持つテーマ先行+インド舞台なのでインド風味を、と言う監督の意図通り。「インド映画」として見るのではなく(「インド映画」として見ても、随所インドぽいから十分楽しめる)、エンタメエンタメではない「ちょっと哲学、社会ぽい映画」の1つとして見るべきクオリティーです。哲学&社会の両方から観れる映画。「インド映画」というステイタス(とにかく異国風味だからで済まされる)に甘んじてない。ちょっと上映時間長めなのはインド的要素を取り入れたww??



2012年10月14日日曜日

アフリカ開発銀行 アジア事務所(東京)開所記念講演

自分、国際関係学科で開発学を学んでいたこともあり、開発問題には興味深々です。会社で募集があったので、申し込んで行ってきました(休日だけど…)。というか、南アフリカ留学というレアな経験をして現在資源開発分野に携わってる私が行かずして誰が?的な思いあり。

アフリカ開発銀行が、アジアで初めて東京に事務所をopenするとのこと。で、世銀/IMF総会関連でアフリカ開発銀行のエライ人が来日するし、記念講演、と。@JBICという趣旨。が、まず、予定してた総裁講演が、総裁、韓国のTICAD的な会議に出席のため急遽キャンセルwww総裁韓国向いてるwwwwことに若干ウケつつ、アフリカ開発銀行のエライ人の講演を聞きますが、まず、エライ人がどエライエリート。1人はカナダ人と言っておりましたが、もう一人が苗字Kapoorだし、見た目もだし、でアクセント的に印系米国人。まあ、そんなもんですよね。どエライエリートでなければアフリカ開発銀行には就職できませんよね。。アフリカ開発銀行ですが、アフリカ人出る幕ww

参加者は、政府機関、政府系機関(JICA、JBIC)、銀行が大半を占め、potential investorsがごく少数。笑。「Potential Investorに投資を呼び込む講演だよww」と講師も困惑。民間企業ももっとアフリカ見ようよww そしてなぜか私の社会的立場はpotential investorてか既にinvestorなんですけど!投資促進される側です。potential invesotrsは商社が多いようでした。むしろ商社だけ?それもそのはず、日本企業によるメジャーなアフリカ投資の例が挙げられていましたが、全部商社からの資源エネルギー分野。私が前の部署で関わっていた案件も紹介されておりました。日本からのアフリカ投資って、結局そうなってしまうのね。。資源取るだけの国よね。。

講演は、アフリカはインフラ、日常用品、資源始め成長可能性の高い地域、アフリカ開発銀行はさまざまなfinancial servicesで日本企業の投資をsupportします、日本の金融機関(政府系、民間)との協業も歓迎!という内容。

投資家視点から見ると、具体的な金利とか保証料とか提示なかったので何とも言えないですけど、アフリカ開発銀行のサービス提供基準が「アフリカ開発銀行の『金融機関としての利益』だけでなく、サービス提供する対象(プロジェクト)がどれほど『地域の利益』に貢献するか」と言う点というところメモメモ。どうプレゼンしよ~(担当で具体的なプロジェクトないけどwww)???

上記、開発学専攻視点から見ると、『地域の利益』になるプロジェクトに厳選するの当然。投資家との交渉の過程でどれほど『地域の利益』を引き出せるか?CSRとかけて、存分にアフリカにも裨益させたろw て思うんだろうな。思ったけど。

社会人生活で投資家視点を得られたのはよい収穫だと思います。

気になったのは、繰り返し強調される、若年層のunemployment。毎年沢山の若年層が労働市場に入ってくるけど、中小企業が弱いので、雇用機会が限られる。ジャスミン革命の遠因にもなったことです。てか、ジャスミン革命が起こったチュニジアでも、昼間からオープンカフェでカフェやシ―シャを嗜む若年層が沢山いた。緩い文化いいな、と感じる反面、雇用ないのか?とか老婆心湧いたり。もちろんこれはアフリカだけの問題ではなく、世銀/IMF総会でも議論になったことだろう。卑近な例では我が妹が就活上手くいかず、浪人してるし。何か、現行の経済システムそのものの問題じゃない?と思ったり。無理に成長し続けるのは難しいし、どんどんIT化が進めば、人間が出る幕少なくなるし。新たな雇用も生まれにくい。根本的に現行のシステムがおかしいんだと思うんですけど。。

私、最近めっきり開発分野から遠ざかってましたが(現在は先進国向け投資ばかりの仕事)、やはりこうゆうイベントに出ると得るものあるし、開発への情熱も養われる、と実感した次第。私はありがたいことに、就活時の即席動機(資源開発)をそのまま強力な民間セクターで実現しているのですが、仕事とは別に開発は引き続き興味ある分野ですし、むしろ現在の仕事の専門性を開発に結び付けられたらいいな、と思いました。

アフリカ開発銀行は今年もリクルートミッションを開催するようです。MAが最低条件なので私は無理ですけど、アジア開発銀行と違い、ポストもあると。そして、アフリカ開発銀行の本部はコートジボワールもアビシャンですが、政情不安が原因でここ10年は暫定本部がチュニス。でもそろそろアビシャンに戻し時じゃない?てことで、そうなったら流出する人材も出るからチャンス広がるよwとのこと。(わかります、チュニスとアビシャンじゃ環境が違う。。)でも今後は地域本位制にする議論がなされてるから、アビシャンでもプレトリアでも勤務地の選択の幅が広がる、とも。チュニスかプレトリア勤務したい~今すぐMA欲しい~笑。

今講演会総括として、私が「投資家」ステイタスでの参加、講師は北米のどエライエリート、ということからも、地に足着いた感じしないのが伝わるとは思います。

本部アビシャンになったら流出する人材がいるのもわかる、暫定本部が置かれているチュニスはこんな感じ。

2012年10月12日金曜日

2012夏 チュニジア! 砂漠の旅は、ランクルがお似合い

dartもへっちゃら!
チュニジア南部、ドズールから2泊3日のサハラツアーをアレンジ。値段交渉粘りに粘って
「プジョーならあと€50安くいける(キャッシュでディナールを持ち合わせてなかったので、€交渉)」
との文言まで引き出した私たち。



が、


砂漠はランクルだろ。
雰囲気出ないし、やっぱプジョーじゃ心もとないし。。




てことで、€50高くてもランクルにしました♪


過去2年ほどで5回インドに行って4回は辺境でワイルドな地域をツアーで巡っていますが、いかんせんインドなのでインド車、MAHINDRAのSCORPIOが大活躍。なぜかパンゴン・ツォ・ツアーの折はTOYOTAのINNOVA(海外限定モデル)祭でしたが。。とにかく、インドでは辺境でワイルドな道路環境の割に、ランクルがいなかったんです。アフリカのサファリじゃほぼランクルかパジェロだったのに。。「国産車でオフロード4WDを作れる」て国力と、「INNOVAでイケる!」という強引さでしょうね。ランクルとかべらぼうに高そうだしね。。

さて、今回はチュニジアなので、サハラ・ツアーはもちろんランクルが標準です♪ (プジョーの観光客とかいなかったし。。)国産車で強力なオフロード4WDを作れる国ってあまりないので、想定の範囲内です。むしろチュニスとか、砂漠以外ではプジョー、ルノー等、旧宗主国の仏車の優勢が目立ちましたが、dart, dune満載のサハラ・ツアーにはやはり信頼のランクル!欧州からの団体客の一団がランクル軍団となって地平線から迫りくる光景は特に圧巻。。

欧州団体客のランクル軍団(一部)
duneも乗り上げる

ここぞ!と言う場面で日本の車が出てくるのは嬉しいし、誇らしい(別にTOYOTA関係者じゃないけど)。というか、まだ日本イケるんだわ、と安心する。。経済成長し尽した国に生まれ育ってイケイケの途上国とかを見ている者の不安定な心境ですね。。

サハラツアーでは、途中1,2時間程ずっとdart道を通ったり、オング・エル・ジュメルではduneを利用したジェットコースター的コースが整備?されていて、duneに乗り上げては急降下、みたいなスリリングなランクル体験もでき、ランクルの威力存分に発揮。
てか、ランクルを広々2人利用(+ドライバー)しちゃったし、€50の価値はありました。よかった、血迷ってプジョーにしなくて。。

ドライバーもサハラ仕様。砂漠の傭兵みたい。映画に出てきそうだ。。




2012年10月10日水曜日

2012夏 チュニジア 中東旅用語 ハマメットのメディナを例に


「メディナ」は、中東ではよく出てくる単語。中世より続く、旧市街のことです。その昔は城壁に囲まれていて(今もだけど。。もっと、実際的な意味でね。外敵の侵入を防ぐとか)、内部は迷路のような?入り組んだ路地。現在も商店やお土産屋さん街といった、「スーク」(市場)となって、旧市街的なエキゾチックさそのものが観光名所になっています。もちろん住んでいる人もいます。
チュニジアでも、大きな町にはメディナがあり、スークがあります。
上は地中海に突き出たボン岬(Cap Bon)のハマメットのメディナの中にある、「カスバ」(城塞)から、海沿いに立つ「モスク」(イスラム寺院)を撮ったもの。チュニジアらしい、白塗りの壁が後ろの地中海のエメラルド・ブルーによく映えます。モスクらしく、大きな数珠も見えますね。ムスリムも数珠は好んで身に着けます。アッラーの名前を100個唱える際に使用するとか(曖昧…)。屋上に置いてあるサボテンもかわいいアクセント。

メディナの中を迷うように歩いていたら、こんな光景に出くわしました。
リアルに魚を食べている猫を見るのは初めてでしたw

お魚くわえたドラ猫~♪


カスバから見たメディナの中の光景。

屋外ベッド

メディナはこんな風に城壁に囲まれています。
メディナ、スーク、カスバ、モスク、

ああ、何と異国風の響き。。
…て、言いたかっただけです。
日本にいるとあまり使用しない言葉なので。。


2012年10月6日土曜日

2012東京国際映画祭 王道ボリからはAgneepath出品

今年もこんな季節に(て毎年思う)。。


東京国際映画祭です!
http://2012.tiff-jp.net/ja/

ボリウッド初めマイナー国映画が公開されることが大変少ない日本において、数少ないbig screenでボリを楽しめるチャンス!!

上映作品ラインナップをちらっと見てみましたが、、
今年度、ボリウッドからの作品は、これ↓


Agneepath 邦題:火の道


実は先月チュニジア行の飛行機の中で見ちゃったんですけどww
ボリの王道ですが、むしろボリ・バイオレンス映画の王道て感じ。
冒頭からかなりの衝撃で、本当にびっくりしました。。
やはり、島国でぬくぬく育った日本文化とは、違うな。。
大陸ぽいな。。

Trailerにもあります通り、all about revengeです。
一応プリヤンカ・チョプラとのラブ・ストーリーはありますが、本当にプリヤンカがかわいそうなくらいおまけみたいです。。all about revengeです(しつこいw)。

Agneepath(2012年)
出演/ リティク・ローシャン、サンジャイ・ダット、リシ・カプール、プリヤンカ・チョプラ
Item Girl/ カトリーナ・カイフ

【ストーリー】

all about REVENGE 

【見どころ】
  • ちょっと、バイオレンス(いつものボリを期待してると裏切られる)。日本人には想像がつかない暴力表現も、よく言えば新鮮です。
  • 血なまぐさい。
  • 男くさい。
  • 任侠映画。
  • リティク・ローシャンが相変わらず全力投球の演技。
  • リティク・ローシャン、上半身が。。
  • プリヤンカ・チョプラの扱いがかわいそうでは。。
  • サンジャイ・ダットがまじで怖い。本気で怖い。。怖すぎる。
  • リシ・カプールは雰囲気がありすぎる。
  • 要所要所でヒジュラ(インドのトランスジェンダー)がたくさん出てくる。リティク・ローシャンと仲良い設定。なぜだろう。。それはいいんだけど、武器が鎌。
  • いや、敵側ふつうに銃持ってるし。。(多分、つっこむ所ではない。。大真面目でみなさん鎌持ってる。。)
  • ムスリム・コミュニティーが垣間見える。
  • アイテムソングはちょっと下品だと思ったが、映画の雰囲気には大変合っていた。

カトリーナ・カイフたんのワイルドなアイテム・ソングはこちらです!


とても、びっくりすることが多い作品でした。
でもとても新鮮な驚きで、それだけで新しい経験です。
飛行機の中で2時間半、とても集中して観てしまいました。

ちなみに、アミタブ・バッチャン主演で1990年作成されたもののリメイクです。
多分、映画そのものよりこのビジュアルの方が有名かと。



2012年風にリメイクしているとは言え、基本こんな感じです。

ああ、でも折角の機会だから、見に行ってしまおうかなAgneepath。
平日昼間しかやってないけど。。

【other songs】
極めて真面目にバイオレンス映画ですが、そこはボリ。歌と踊りは必須。
下記でご紹介した以外にも2,3曲入ってます。
ガネーシャのお祭りの歌↓ お祭りぽいスピリチュアルでわいわいな感じw




ムスリムの結婚式の歌。おっさんしか出てこない。
心なしか中東ぽい感じがするので、実は好き↓

2012年10月3日水曜日

2012夏チュニジア! 緑の大地、砂漠


広大な荒野。
草も生えない、乾いた大地。
照りつける太陽、熱い風。
生き物を拒む、絶対的な自然。

…それが砂漠



青木リンダ「サハラ!」2012年 より 
(写真:「異次元への扉」出典同上)









うそだよ!!

草も生えないなんて、私も思ってたけど、とんでもない。
3日間どこを走っても(塩湖以外)一面草が大地を覆って、
見ようによっては緑の地です、砂漠。
(本当のザ・砂漠=砂砂漠はあんまり緑はないけど、でも、あるよ)。
これは、私も認識が甘かった。。
砂漠が不毛なんて嘘ですね。本当は生命を育む豊かな大地です。びっくりしました。
生命力って強いですね。砂漠の緑にしたら、砂漠がとても居心地いいんでしょうね。

(緑と言っても、かなり強そうな緑だけど。。)
砂漠と言ってもこんなに緑が生えてます。

冒頭の写真は砂漠のトイレへ向かう友達です。


2012年10月2日火曜日

2012夏 チュニジア 帰国してからの日々 やる気ねえ!

夢なら覚めないでほしかった。
夢じゃなかったから覚めた。
これ、本当に同時代の同じ地球の光景だっけ。。
イケメンロバ@シェニニ!
帰国してからもうすぐ2週間経つけど。。

都合2週間のチュニジア旅行になっちゃったし、
何より地中海と砂漠が素晴らしすぎて、旅慣れてる(自称)私もかなりの刺激を受け、帰国後のリハビリがかなり大変です。というか、旅の写真や「イングリッシュ・ペイシェント」とか見たり、ショルバ(チュニジアの味噌汁!トマトと白身魚のスープ)作ったり、バゲット買ってきてチュニジア産オリーブオイルとハリッサ(チュニジアの味噌!味はコチジャン)、日本にいながらチュニジアに浸って、特にリハビリ努力をしていないからなんですけど。。

さて、昨日から中国語のレッスンが始まりました。
マンツーマンで1日2時間、週2回。来年1月まで続けて、2月からは半年間中国へ語学留学。会社の研修です。仕事なので、チュニジアの旅情に浸って「フランス語!」とか「アラビア語!」とか言ってる暇はなく、中国語漬けの日々が始まります。

初めてのレッスン、ほぼ初心者なので、基礎の基礎から。
ひたすら子音と母音と声調の練習をしました。
口を大きく開けて、美顔体操か!と思うくらい、筋肉を使った実感。。
中国語始めるからにはペラペラになりたいので、家でも復習。
普段あまり使わない筋肉を使用するため、
もしや美顔効果も得られるんでないか、とちょっぴり期待。笑。

そして、夏山シーズンも終わり。
チュニジア後は夢から覚めず、若干無気力でひきこもり気味で、
週末に1日だけとか微妙な用事があったりして山には行ってませんが、
自然とシーズン終わりですね。。

え、冬山シーズンの始まり??

まず、冬用登山靴と軽じゃないアイゼンとピッケルと
冬用シュラフ揃えなければなんですが、、
初期投資嵩むので、ちょっと迷ってます笑。
でもせっかくだから冬山も始めたいな~

今年2月に初めて雲取山に登って、しんどいけど冬山もいいな、
と思った次第です。。

あと、11月末には職場の後輩、先輩たちと、勢いで富士山マラソンへ申し込んでしまったし。。こちらもトレーニングしなきゃ。。全然走れてないけど。。

と、しばらくはチュニジアの余韻に浸りながら(いつまで。。)
中国語学習とランニングの日々かな。



2012年9月30日日曜日

2012 夏チュニジアの映画:イングリッシュペイシェント ロケ地

元々イングリッシュペイシェントは大好きな映画で3回くらい観てました。
砂漠描写が美しいし、破滅的で極私的な想い出も切ないし、Kipに萌えるし。。
全て美しい。。
(ある男の極私情の回想が延々と続きますが、下手な正義感とか倫理観の押しつけなんかより断然潔くて好きです。)
チュニジア行く前に「歩き方」観て、あの美しい砂漠のロケ地がチュニジア南部の砂漠だと知りました。

なんてこと!!!

チュニジアへの期待値、更にup!
チュニジアはいくらハードル上げても、いつも想定以上に返してくれて、
決して裏切らないいい国でした笑。

チュニジア予習(復習)の一環で、テルマエ・ロマエに続き、お勧めします。
(スターウォーズの方が大々的にロケ地をアピールしてますけど、如何せん興味なくてすいません。。)
ちなみに97年のアカデミー作品賞他受賞作品です。

イングリッシュ・ペイシェント
原題:The English Patient

イングリッシュ・ペイシェント [DVD]


1997年
監督/アンソニー・ミンゲラ
出演/ラルフ・ファインズ、クリスティン・スコット・トーマス、
    ジュリエット・ビノシュ、ウィリアム・デフォー


【ストーリー】
第2次世界大戦末期、イタリア。イタリア占領中の連合国軍?大英帝国軍?傷病ケア部隊にEnglish Patientと呼ばれる名もない1人の男(ラルフ・ファインズ)がいた。北アフリカの砂漠の事故で重度の火傷を負い記憶喪失となったので、彼の正体は、誰にもわからない。重傷の彼は戦線の前進に伴う度重なる移動に耐えられそうもなかったので、見かねた看護師のジュリエット・ビノシュが近隣の廃墟となった修道院で静養させ、最期を看取ることに。見るからに胡散臭い男(ウィリアム・デフォー)、地雷除去要員のインド人少佐と部下もまた修道院跡に住みつき、奇妙な共同生活が始まる。
English Patientは重度の火傷の後遺症により寝たきりの状態。うつらうつら、ベッドの上で過去の記憶を手繰っていく。English Patientの正体はハンガリー人のアルマシー伯爵。戦前は英国地理協会の1員として、北アフリカの砂漠で地図を作る作業に当たっていた。ある日、チームに加わった新婚夫婦の妻(クリスティン・スコット・トーマス)を深く激しく愛するようになってしまう。。。

【キャスト感想】

  • ラルフ・ファインズ、「ナイロビの蜂」でもそうだったが、普段真面目で暗くてあまり周囲と付き合いないけど、一度愛に目覚めると病的なくらい情熱的で執拗な男の役がよく似合う。リアルで周りにこんな人いたら怖いけどww
  • クリスティン・スコット・トーマス、こんな新妻砂漠に連れてくるのが悪い。
  • ジュリエット・ビノシュ、透明感やばい。彼女のラブストーリ素敵だよ。
  • ウィリアム・デフォー、見るからに胡散臭すぎで適役。

【その他感想】
  • 大英帝国的な匂いがします。ラルフ・ファインズたちのベースは英国保護領カイロ、イタリアパートは連合国軍のカナダ人看護師ジュリエット・ピノシュ、インド人地雷除去要員キップ、等々。コロニアルな雰囲気満載。
  • ラルフ・ファインズが英国人でないことが、この物語の大きなカギを握る。いやがおうにも国籍、国境を意識せざるを得ないのが戦争。でも、国籍も国境も人が作ったもの。何だよ、それ。ラルフ・ファインズが英国人でないことから悲劇を呼び込んだのに、結局重傷を負い記憶喪失になった最後は「英国人の患者(English Patient)」扱いされ、連合国軍で手厚く治療を受けてる皮肉。


【砂漠について】

このストーリー、砂漠なくしてありえません!!!
そう、砂漠は不思議なパワーを持った場所。厳しくも美しく幻想的、情熱的で官能的だと思います。砂漠の魅力を最大限生かした作品。チュニジアで砂漠(特にクサール・ギレン)へ行って再確認しました。「不倫描写が唐突感ある」との他レビューもありますが、砂漠へ行けばわかります。極度の乾燥、強力な太陽、諸行無常の砂の波。絶対的な自然環境、人跡もない絶海の孤島状態の砂漠の真ん中で非力な人間2人きり(じゃなくてアラブ人の使用人とかいるけど)で動けなくなったらそりゃ盛り上がるよ。吊り橋効果の数百倍(推定)。

あと、ビジュアル的にもですね。

冒頭、空撮での砂丘描写が美しい。
小さな砂丘が地平線まで折り重なり、あたかも波のよう。
この世離れしたような、幻想的な風景でいきなりうっとりする。

砂漠での1晩を過ごす砂丘とか、「泳ぐ人の洞窟」のあるキャニオン地帯とか、山岳オアシスの町とか、多様な形態の砂漠がいっぱい出てきます。砂丘だけでない、岩砂漠、山岳オアシスの雰囲気も堪能でき、砂漠好きにはたまらない。。どれも、緑と水に溢れた日本とはまるで違う世界なので、非日常の極み、まるで異世界の雰囲気です。。

【で、実際ロケ地へ行ってきました】

サハラ・ツアーの詳細は別途upしますが、
別に「イングリッシュ・ペイシェント」のロケ地巡りする!とか意気込んでいた訳でなく、観光コースに組み込まれています。現地では特に「ロケ地!」と気負うことなく、というかそんなこと忘れて、目の前の素晴らしい光景に魅了されつくして、後で「歩き方」等読んで確認しました。


  • 冒頭、最後の空撮砂丘(そして多分途中でラルフ・ファインズが助けを求めて彷徨う場面でも出てきた)波のような赤い砂丘。⇒クサール・ギレン

小さい砂丘の波、ちょっと赤味がかった粒度の細かい砂

  • 英国地理協会一行様がキャンプを張ってキャンプファイヤーとかしたところ。⇒オング・エル・ジュメルのラクダ岩


ベドウィン装束と洋服を組み合わせた着こなしの若者2人の車が故障して難儀してまた。。
⇒その後、車は諦めたみたいで50㏄バイク2人乗りで帰ってました。残念ながら?、じゃあ砂漠で1明かす、、とかないです。ここ電波入りますし。近隣のオアシスまで車で1時間かからないですし

  • ラフル・ファインズとクリスティン・スコット・トーマスが砂嵐に襲われ砂漠で1晩を明かす場所。⇒オング・エル・ジュメルのあたり?かな?クサール・ギレンにしては砂の粒度が荒い感じで砂丘も大きいし。

多分ここらへんかな? クサール・ギレンより粒度の荒い白味がかった砂、大きな砂丘。

  • 「泳ぐ人の洞窟」のあたり(実際の洞窟はリビアにあるらしい)、ラルフ・ファインズが助けを求めるオアシス⇒ミデスあたりのキャニオンと山岳オアシス?

ここらへん周辺?
山岳地帯のオアシスです

  • ラルフ・ファインズが助けを求めるオアシスの中⇒これ、トズールでしょ!あの独特の煉瓦細工!

  • また、「泳ぐ人の洞窟」調査作業中にアラブ人たちが土砂を運んでいる籠バックは、特に南部のお土産屋さんで簡単に求めることができます(南部で作っているらしく、チュニス等北部よりもトズール、ドゥーズの方が種類豊富にいっぱいあります)。籠バックというと、日本では夏に女の子が持ち歩いているイメージですが、チュニジアではおっさんが普段使いしてます。この小道具、トズールあたりで適当に揃えたなww もしや現地のおっさん見てアイディア浮かんだ? もしや現地スタッフが普段使いしてたから? とか考えてしまうと、ウケル。
  • あと、実際行って感じたのは、私のコンパクト・デジカメですら砂の侵入に悩まされるのに、映画用のカメラだったらいか程神経使うんだろう。。とか、俳優さん始めこんな過酷な環境でロケとかまじ大変。とか、砂漠での撮影の多大な苦労です。美しい映像の裏ではさぞや大変だったんだろうな。。と。
  • 映画中、砂漠での1晩を終え、無事助けが来て帰カイロした日、ラルフが疲れ果てて寝てるところにクリスティンが訪ねてきて絡みが始まるのですが、シャワーも浴びずに寝てたラルフの頭を撫でたクリスティン「まだ髪に砂が・・」とかリアルです。あと、重傷ラルフがまだ砂漠にいるようだとの錯覚?夢と現実を混同?する場面で「耳にも砂が」みたいなセリフ。わかります。砂漠にいると、砂はどこからも侵入します。砂まみれです。クサール・ギレンで砂と戯れまくった日(寝たり転がったり)、シャワーも浴びずに寝て朝起きたら、シーツとか枕砂だらけでひきました。クサール・ギレンの砂は特に粒子が細かいので侵入しやすいし留まりやすいのかと。(その後シャワー浴びて落としましたが、次の瞬間から入ってくるよねww)。

【復習効果】

昨晩復習のため4回目を観てしまいました。。
やはり、行ってから観るとまた感じ方違いますね。
より感情移入しやすくなりますし、砂漠の美しさも再認識できます。自分の想い出も深まります。
あと、ぶっちゃけ過去3回ラルフ・ファインズがハンガリー人だと認識してなかったので(ハンガリー生まれの英国人だと思ってたよ。そもそも前提でつまずいてた笑)、???な場面が多かったのですが、今回やっと話が繋がり、あれ、美しいだけじゃないわこの映画、実は国境とか国籍とかに疑問を投げかけてもいるんだ、と、理解が深まりました。笑。


拙いレビューかつサハラへの情熱先行で乱文ですが、すごく美しい映画ですので、チュニジア行をお考えの方はぜひチェックしてみるといいかも。チュニジア行く予定がかなくても、美しいサハラをぜひ観てみてチュニジアへの憧れが募ればいいと思います!