2012年6月27日水曜日

AERA 7月2日号 「ブータン『幸せ』の裏側」 をサポートするブータン中国初首脳会談

チベット圏らしいイベント。
待ってたら何も起きないと思って顔を上げたら

電車の中吊り、AERAの広告。「ブータン『幸せ』の裏側」の文字が躍るよ!

熱いなあ。
と思って初めてAERA買っちゃった。笑。
なかなかの気合の入れようで、カラーで13ページ。
前半は首都ティンプーと東部の田舎での現地人取材。
後半はブータンで暮らす日本人10人から見たブータン。
なかなか、面白かったです。
日本人は協力隊が多いのでしょうね。
日本政府やたらブータン支援ににも気合入れてますよね。


記事の内容は、端的に言うと、
「国民」の枠内で、物質文明と資本主義の急速な流入、世代間の考え方の違いで
ブータンの人の暮らしが近年急激に変化してて、伝統的な価値観、生活が崩れ
「幸せ」も揺らいでいると。

今までのこのブログのポストでは、主に「国民」の枠外に追いやられた人の存在から「国民総幸福量GNH」の欺瞞を説いてましたが、「国民」の枠内でもいろいろな変化があるようですね。
そりゃそうですよね。
多分、今までが物や情報が規制されたりなかったりでのんびりしてただけなんでしょうね。

これからが「幸せ」の国の度量の見せ所、
未曾有の環境の変化にどう向き合っていくのでしょうか?

⇒ちなみに私は日本はとにかく追いかけまくった結果、息苦しい社会になってると思います。
⇒ラダックは、物理的な制約(標高3,000m以上の極所、冬季は陸路が通じない)あり、こうゆう変化はブータンよりもゆっくりか、限定されていると感じています(もちろん、変化はあると思います)。

関連してニュース記事を調べていたら、気になるものが・・・


6月23日東京新聞
中国・ブータン首相初会談 国交樹立に意欲
http://www.blogger.com/blogger.g?blogID=4959151076390739163#editor/target=post;postID=8879495558083477494

リオ+サミットでブラジルを訪れていた両首脳が初めて会談を持ったそう。
曰く「中国との接近で経済交流の促進を図る狙いとみられる。」

物質文明、資本主義の流入加速www

まあ、それはminor issueですけど(基本ブータンの「幸せ」に興味なし)、
インドと中国に挟まれた、地政学的要衝・ブータン。
インド政府からの補助金がブータン政府歳入の2割を占める(AERAより)程、インドとの距離が近かったブータンが(大英帝国の遺産、または極小国故のバランス外交)、中国にも接近しようとしている。日々自国の影響力拡大を目論んでいる中国は、対印関係上ももちろんやる気満々でしょうが。

危うい均衡の上になりたっているブータンというか、印中関係。
ブータンが選択を間違えると、大変なことになりかねません。
インドにとっては打ち込まれた楔に成り得るブータン。

ブータンは絶妙なバランス感覚で「経済発展」より完全独自路線の「幸せ」を選んだ潔さ、
11年の国王夫妻来日時のように極小国なのにPRには長けまくってる賢さを持った国です、
印中のパワーバランスの間でも絶妙な舵取りをして上手く立ち回って頂くことを期待しております。

て、こんなニュースが特に私の関心を引くのは、も ち ろ ん、
印中関係のパワーバランス変化が、印中国境沿いで同じく危ういバランスの上に立っている地上の天国・ラダックにも影響しかねないからです。ラダックからは印中国境はすぐそこ。

ほら、湖の向こうは中国(チベット)ですよ。国境線が見えますか? @パンゴン・ツォ

見える訳ない。国境線なんて地図上の線です。
The Blue Heartsも歌っています
「誰かが線を 引きやがる 騒ぎの どさくさに紛れ~♪」(チェルノブイリ)
てか、実際パンゴン・ツォの国境線は点線で囲まれた謎の緩衝ゾーンがありますから、
もはや、どこまでがインドでどこからが中国なのか、わかりません。。
一部実線で引かれているのが確定国境、あとはLine of Actual Contorl(LAC)実効支配線。


大きな地図で見る

天上の湖の如く、この世のものとは思えない程美しいパンゴン・ツォ
実は最前線。なんて、知らないよね~人間の争いごとなど超越する美しさです。。
(実際は人民解放軍が湖をボートでLAC越えたりと言った緊張状態が続いてます。
 LAC付近の出来事なので、観光には影響ないけど!)
インドで流行りまくった「3Idiots」とか、ラダック頻出の「The Fall落下の王国」でも
CGかと疑いたくなるような現実感のなさを発揮してます。

結局最後はパンゴン・ツォの話になっちゃた。笑。
実は先日パンゴン・ツォ関連で不穏な動き(紛争に繋がるとかじゃないけど・・)
をcatchしたので、またブログで書きます。



2012年6月23日土曜日

2012夏ュニジア!の前に。

夏休みチュニジア旅行の前に、、

来月1週間まるまる豪州♪
仕事ですけどww
でも交渉とか営業じゃなくて視察だから楽しみ~v

自分、海外出張は「豪州3泊3日弾丸オペラハウスの見えるオフィスに缶詰」
しか行ったことないので、超楽しみであります。。


チベット圏インドからどんどん遠ざかりますね。。

てことで、何か日本でできるチベット圏インドぽいことをしたいな。。
何ができるか、考えてみます!

群青の空に白壁、地中海?もしや既にチュニジア?
(※ちらっと見えるタルチョがヒント)
と思いきやレー王宮の上のゴンパですよw 

2012年6月14日木曜日

2012GWラダック旅!気合いの入ったおばあちゃん

ツォモリリの宿のおばあちゃん。
気合い入ったラダックファッション。
でも笑い声は少女のようにコロコロしてました。

2012年6月6日水曜日

2012夏休みの計画:チュニジア!

まさかのラダック4回目は、、

とりあえずなさそうな雰囲気。

ごめんなさい、そろそろ海が見たいの私!


夏休みの計画を始めました♪
お休み期間は去年と同じく敬老の日休み前の1週間。
どうせなら前の金曜日も休んじゃえ!
てことで、また11連休です♪

自分の職場は所謂商社で、ガチガチのドメ、長く会社にいることが美徳みたいな
高度成長期時代の「古き良き」体質も若干残ってる感じなのですが、
そんなん気にしてたら旅はできないので

敢えて空気は読みませんから♪♪

1回目インド旅、そして学生時代は一緒に中東、ブラジルを旅した友達に
とりあえず「夏休みどうする?」メール。
「チュニジア?」と返信。
それから1ヶ月くらい、あまり乗り気ではなかったのですが、
(1ヶ月もだらだらしてる私たち自由w)
学生時代のサークル仲間が外苑前のたじん屋でトゥアレグ(ベルベル人)のコスプレしてる写真をFBに載せていて、自分の中の何かに火が付きました。

たじん屋宴会は都合で行けなかった悔しさもあり、
マグレブ行きたさが最高潮に
試しに「アラビアのロレンス」のサントラ聞いてみたら、もうダメ。
→チュニジア決定。

決定したら速いです。

・ 休み日程確保
・ 航空券検索
・ チュニジア旅行の情勢調査

しました。
大手旅行代理店のツアーも復活しているので、一番の懸案であった情勢はOK!
航空券、最安値で15万円ですけど、成田22時初なので、木曜日夜から出発できる!
休みは一方的に確保!

と、急に現実味を帯びてきたチュニジア行。
マグレブは初めて。
中東は2008年の夏以来。
そう、「アラブの春」以降初めて。
しかもチュニジアは「アラブの春」発端の地。
「アラブの春」を経て、空気がどう変わったのか、ちょっとでも感じられたらいいなー。

塩野七生の影響でハンニバル好きなので、
カルタゴ遺跡(ローマに塩撒かれたんだよね?何もない??)で盛者必衰のことわりを感じ
フェニキア、ローマ遺跡で悠久の夢に浸り
地中海でリゾートして
サハラで砂漠キャンプして満天の星空に宇宙の拡がりを感じ
ちっぽけな私を相対化して
コロニアルなチュニスのカフェで「ギャルソン、カフェ・オ・レ、シルブプレ!」とか言いたい。
私のチュニジアのイメージだとこれ位が限界です!
多分、レバノンに似てるのではないかと。。フランス語圏。。

欲望が盛り沢山過ぎて11日間(実質中8日)で全部できる気がしません。。

ラダックとは全く趣が違う、マグレブ。
共通点は、砂漠です!!!
先週も山行って思いましたが、山に緑溢れて苔生す程湿潤な日本という確固たるルーツがある反動で、カラッカラに乾燥して何も生えない砂漠に惹かれるのです。



山!地元の岩

先月、地元の岩を登ってきました。
地元では遠足とか散歩で気軽に行くような山、実家から徒歩30分くらい。

て、「地元の岩」と侮るなかれ、



こんなに沢山の人がww
実は私、この岩があるルートは初めて通りました。
地元民なのに!
こんな岩があったのね。。
みんな、こんな楽しいことをしていたのね。。

地元の意地!!!!

東京から来てるだろうクライミングの方々に負けてられるか!

て、初めての外岩、初めてのロープ♪
全くの初心者のわたくしです。

ヘルメットとハーネスは前日までに急いで調達しました♪
シューズは、ボルダリングジムに通っているので自前のを持っておりました。
他機具は全部その場で借りました♪

朝、地元の駅でみなさまを待つ。
てか、寝坊したので駅(徒歩15分)まで車で送ってもらうという。。

午前中、上記の岩にとりつく島がなかったので、
もっと山頂へ近いところの緩やかな岩でロープワーク、垂直懸垂の練習など。
全くの初心者ですから♪

午後、上記岩場へ移動(地元民と呼称が違うので、混乱を避けるため、敢えて岩の名前は言いません)。一番簡単な5なんとかみたいなレベルのルートで初外岩♪
初外岩を地元の山で迎えられるなんて、地元民幸せの極みでした!
日高っ子でよかった!!
一番簡単だけあって、割とサポートなしで登れた実感。
ただ、ボルダリングジムとは全然違うホールド、落ちたら死ぬかも(ロープで確保されてるから落ちないけど)というスリル、屋外の解放感、全て新しく、全て面白い!!
超ー楽しい!!
若干高所恐怖症なので、確保されてても怖いけどw
ちなみに、この岩は実家からも肉眼で確認できます。
てことは、登りつめた先から実家見えるのか。。
登った達成感とスリリングなことした高揚感と若干の高所恐怖症で余裕なかったww

あと2本登って降りて、
最後はほぼほぼロープに釣られてるような状態で、釣られながらもそんな自分ウケルと思ったり。
(絶対あんな岩登れねえ・・)
絶対の信用を置ける美麗をしてくださったみなさま、
初心者に丁寧に指導してくださったみなさま、
道具を貸してくださったみなさま、
地元までお越し頂いたみなさま、
ありがとうございました!

今までボルダリングジムのみで、外岩に登る機会がなかったわたくしですが、
今後は外岩ガンガン攻める意欲に満ち溢れています。

2012年6月5日火曜日

山!金峯、瑞牆

先週末は山梨の金峯山と瑞牆山へ行ってきました。
富士見平でテント泊。
すいません、テント担いでないです。。
すいません、自炊道具&食材何も持ってなかったです。。
でも夕食は美味しいお鍋を頂きました!ビールもww
みなさん、ありがとう。。

「登山」て久しぶり。
2月の雲取山以来か。その間にハイキングはしたけど。
やっぱ、2,000m越の山はいいですね。
歩いていて明らかに高度を重ねている実感がある。
というか急登。急登大好き♪
一歩一歩の歩幅?高度差?が大きくて、ガツガツ上へ行く感じ。
程よく身体に負荷がかかる感じ。
そしてこんな景色。

瑞牆山頂から。なんて雄大な自然。。

知らないパーティー

高度感!この奇岩感は妙義山に似てる。

積み上げたみたい金峯山頂付近。なぜ、こうなったんだろう。。不思議

爽快!
東京からも近いし中央道須玉IC降りて基本的に1本道で30分くらい。アクセス良好。
瑞牆山は、遠くからみたらギザギザしてて異様な雰囲気だけど、
奇岩の仕業だったんですね。

曇ってて富士山が見えなかったのが残念~
中央道からも見えなかった~残念~~

インドビザ申請オンライン

丁度今年GW前のビザ取得時期に発表になってたインドビザオンライン申請化。
私のGWはビザオンアライバルで取得したので関係なかったけど、
オンライン申請て、


今までより面倒くさくなった模様!


まず、オンラインで申請してから通常のビザ取得作業を行います。
従来通り、(東京なら)茗荷谷へも申請と受け取りで2回行きます。
オンライン申請の翌々日から茗荷谷で受け付ける様子。
でも会社ではビジネスビザは従来の3営業日→オンライン申請含め8営業日へと5営業日も取得時間が増えたとの注意書きがupされてました。
観光ビザに関しては結局何営業日増えたのか不明。
少なくとも、オンライン申請から2営業日目に茗荷谷へ出向いて申請可なので
3営業日は増える。
オンライン申請フォームは英語オンリーぽいです。
今までも申請書は英語だったからここは変わらない。

詳しくはこちらから:
インドビザ申請センター東京
オンラインビザ申請について


●●●●まとめ●●●●

【改善点】
なし。

【改悪点】
・ オンライン申請という手間が増えた。
・ 申請(オンライン)から取得までの日数が増えた。
・ オンライン申請時の申請フォームを印刷して写真貼付、サイン。
→プリンター持ってないんだけどwww
・ オンライン申請にて茗荷谷へ行く日付を指定。変更はオンライン申請後5日間は可能。
→縛り過ぎww
 


⇒結論:悪くなった。


なんでこんな事態になったのww
ただでさえ最強日本パスポート保持者だから、ビザ要求する国(オンアライバル取得前提の国を除く)面倒くさいと思ってるのに~~
でもこれくらい面倒くさいプロセスさせないと、フリーダムすぎてダメかもね、インドは。

時間がない人、面倒くさい人、
日本のパスポート持ってて社会人の旅行とか30日以内の滞在なら、
最後の手段でビザオンアライバルて手もありますから!!!