2012年9月30日日曜日

2012 夏チュニジアの映画:イングリッシュペイシェント ロケ地

元々イングリッシュペイシェントは大好きな映画で3回くらい観てました。
砂漠描写が美しいし、破滅的で極私的な想い出も切ないし、Kipに萌えるし。。
全て美しい。。
(ある男の極私情の回想が延々と続きますが、下手な正義感とか倫理観の押しつけなんかより断然潔くて好きです。)
チュニジア行く前に「歩き方」観て、あの美しい砂漠のロケ地がチュニジア南部の砂漠だと知りました。

なんてこと!!!

チュニジアへの期待値、更にup!
チュニジアはいくらハードル上げても、いつも想定以上に返してくれて、
決して裏切らないいい国でした笑。

チュニジア予習(復習)の一環で、テルマエ・ロマエに続き、お勧めします。
(スターウォーズの方が大々的にロケ地をアピールしてますけど、如何せん興味なくてすいません。。)
ちなみに97年のアカデミー作品賞他受賞作品です。

イングリッシュ・ペイシェント
原題:The English Patient

イングリッシュ・ペイシェント [DVD]


1997年
監督/アンソニー・ミンゲラ
出演/ラルフ・ファインズ、クリスティン・スコット・トーマス、
    ジュリエット・ビノシュ、ウィリアム・デフォー


【ストーリー】
第2次世界大戦末期、イタリア。イタリア占領中の連合国軍?大英帝国軍?傷病ケア部隊にEnglish Patientと呼ばれる名もない1人の男(ラルフ・ファインズ)がいた。北アフリカの砂漠の事故で重度の火傷を負い記憶喪失となったので、彼の正体は、誰にもわからない。重傷の彼は戦線の前進に伴う度重なる移動に耐えられそうもなかったので、見かねた看護師のジュリエット・ビノシュが近隣の廃墟となった修道院で静養させ、最期を看取ることに。見るからに胡散臭い男(ウィリアム・デフォー)、地雷除去要員のインド人少佐と部下もまた修道院跡に住みつき、奇妙な共同生活が始まる。
English Patientは重度の火傷の後遺症により寝たきりの状態。うつらうつら、ベッドの上で過去の記憶を手繰っていく。English Patientの正体はハンガリー人のアルマシー伯爵。戦前は英国地理協会の1員として、北アフリカの砂漠で地図を作る作業に当たっていた。ある日、チームに加わった新婚夫婦の妻(クリスティン・スコット・トーマス)を深く激しく愛するようになってしまう。。。

【キャスト感想】

  • ラルフ・ファインズ、「ナイロビの蜂」でもそうだったが、普段真面目で暗くてあまり周囲と付き合いないけど、一度愛に目覚めると病的なくらい情熱的で執拗な男の役がよく似合う。リアルで周りにこんな人いたら怖いけどww
  • クリスティン・スコット・トーマス、こんな新妻砂漠に連れてくるのが悪い。
  • ジュリエット・ビノシュ、透明感やばい。彼女のラブストーリ素敵だよ。
  • ウィリアム・デフォー、見るからに胡散臭すぎで適役。

【その他感想】
  • 大英帝国的な匂いがします。ラルフ・ファインズたちのベースは英国保護領カイロ、イタリアパートは連合国軍のカナダ人看護師ジュリエット・ピノシュ、インド人地雷除去要員キップ、等々。コロニアルな雰囲気満載。
  • ラルフ・ファインズが英国人でないことが、この物語の大きなカギを握る。いやがおうにも国籍、国境を意識せざるを得ないのが戦争。でも、国籍も国境も人が作ったもの。何だよ、それ。ラルフ・ファインズが英国人でないことから悲劇を呼び込んだのに、結局重傷を負い記憶喪失になった最後は「英国人の患者(English Patient)」扱いされ、連合国軍で手厚く治療を受けてる皮肉。


【砂漠について】

このストーリー、砂漠なくしてありえません!!!
そう、砂漠は不思議なパワーを持った場所。厳しくも美しく幻想的、情熱的で官能的だと思います。砂漠の魅力を最大限生かした作品。チュニジアで砂漠(特にクサール・ギレン)へ行って再確認しました。「不倫描写が唐突感ある」との他レビューもありますが、砂漠へ行けばわかります。極度の乾燥、強力な太陽、諸行無常の砂の波。絶対的な自然環境、人跡もない絶海の孤島状態の砂漠の真ん中で非力な人間2人きり(じゃなくてアラブ人の使用人とかいるけど)で動けなくなったらそりゃ盛り上がるよ。吊り橋効果の数百倍(推定)。

あと、ビジュアル的にもですね。

冒頭、空撮での砂丘描写が美しい。
小さな砂丘が地平線まで折り重なり、あたかも波のよう。
この世離れしたような、幻想的な風景でいきなりうっとりする。

砂漠での1晩を過ごす砂丘とか、「泳ぐ人の洞窟」のあるキャニオン地帯とか、山岳オアシスの町とか、多様な形態の砂漠がいっぱい出てきます。砂丘だけでない、岩砂漠、山岳オアシスの雰囲気も堪能でき、砂漠好きにはたまらない。。どれも、緑と水に溢れた日本とはまるで違う世界なので、非日常の極み、まるで異世界の雰囲気です。。

【で、実際ロケ地へ行ってきました】

サハラ・ツアーの詳細は別途upしますが、
別に「イングリッシュ・ペイシェント」のロケ地巡りする!とか意気込んでいた訳でなく、観光コースに組み込まれています。現地では特に「ロケ地!」と気負うことなく、というかそんなこと忘れて、目の前の素晴らしい光景に魅了されつくして、後で「歩き方」等読んで確認しました。


  • 冒頭、最後の空撮砂丘(そして多分途中でラルフ・ファインズが助けを求めて彷徨う場面でも出てきた)波のような赤い砂丘。⇒クサール・ギレン

小さい砂丘の波、ちょっと赤味がかった粒度の細かい砂

  • 英国地理協会一行様がキャンプを張ってキャンプファイヤーとかしたところ。⇒オング・エル・ジュメルのラクダ岩


ベドウィン装束と洋服を組み合わせた着こなしの若者2人の車が故障して難儀してまた。。
⇒その後、車は諦めたみたいで50㏄バイク2人乗りで帰ってました。残念ながら?、じゃあ砂漠で1明かす、、とかないです。ここ電波入りますし。近隣のオアシスまで車で1時間かからないですし

  • ラフル・ファインズとクリスティン・スコット・トーマスが砂嵐に襲われ砂漠で1晩を明かす場所。⇒オング・エル・ジュメルのあたり?かな?クサール・ギレンにしては砂の粒度が荒い感じで砂丘も大きいし。

多分ここらへんかな? クサール・ギレンより粒度の荒い白味がかった砂、大きな砂丘。

  • 「泳ぐ人の洞窟」のあたり(実際の洞窟はリビアにあるらしい)、ラルフ・ファインズが助けを求めるオアシス⇒ミデスあたりのキャニオンと山岳オアシス?

ここらへん周辺?
山岳地帯のオアシスです

  • ラルフ・ファインズが助けを求めるオアシスの中⇒これ、トズールでしょ!あの独特の煉瓦細工!

  • また、「泳ぐ人の洞窟」調査作業中にアラブ人たちが土砂を運んでいる籠バックは、特に南部のお土産屋さんで簡単に求めることができます(南部で作っているらしく、チュニス等北部よりもトズール、ドゥーズの方が種類豊富にいっぱいあります)。籠バックというと、日本では夏に女の子が持ち歩いているイメージですが、チュニジアではおっさんが普段使いしてます。この小道具、トズールあたりで適当に揃えたなww もしや現地のおっさん見てアイディア浮かんだ? もしや現地スタッフが普段使いしてたから? とか考えてしまうと、ウケル。
  • あと、実際行って感じたのは、私のコンパクト・デジカメですら砂の侵入に悩まされるのに、映画用のカメラだったらいか程神経使うんだろう。。とか、俳優さん始めこんな過酷な環境でロケとかまじ大変。とか、砂漠での撮影の多大な苦労です。美しい映像の裏ではさぞや大変だったんだろうな。。と。
  • 映画中、砂漠での1晩を終え、無事助けが来て帰カイロした日、ラルフが疲れ果てて寝てるところにクリスティンが訪ねてきて絡みが始まるのですが、シャワーも浴びずに寝てたラルフの頭を撫でたクリスティン「まだ髪に砂が・・」とかリアルです。あと、重傷ラルフがまだ砂漠にいるようだとの錯覚?夢と現実を混同?する場面で「耳にも砂が」みたいなセリフ。わかります。砂漠にいると、砂はどこからも侵入します。砂まみれです。クサール・ギレンで砂と戯れまくった日(寝たり転がったり)、シャワーも浴びずに寝て朝起きたら、シーツとか枕砂だらけでひきました。クサール・ギレンの砂は特に粒子が細かいので侵入しやすいし留まりやすいのかと。(その後シャワー浴びて落としましたが、次の瞬間から入ってくるよねww)。

【復習効果】

昨晩復習のため4回目を観てしまいました。。
やはり、行ってから観るとまた感じ方違いますね。
より感情移入しやすくなりますし、砂漠の美しさも再認識できます。自分の想い出も深まります。
あと、ぶっちゃけ過去3回ラルフ・ファインズがハンガリー人だと認識してなかったので(ハンガリー生まれの英国人だと思ってたよ。そもそも前提でつまずいてた笑)、???な場面が多かったのですが、今回やっと話が繋がり、あれ、美しいだけじゃないわこの映画、実は国境とか国籍とかに疑問を投げかけてもいるんだ、と、理解が深まりました。笑。


拙いレビューかつサハラへの情熱先行で乱文ですが、すごく美しい映画ですので、チュニジア行をお考えの方はぜひチェックしてみるといいかも。チュニジア行く予定がかなくても、美しいサハラをぜひ観てみてチュニジアへの憧れが募ればいいと思います!


2012年9月27日木曜日

2012夏 チュニジア ゆるキャラ

民家に描かれたチュニジアのゆるキャラ
何となく薄々感じていましたが。。
↑みたいなキャラの像とかもチュニジア全土で建っていましたし。。

これは、チュニジア版ゆるキャラ??
しかもご当地でなく、全土のゆるキャラ??
詳細不明ですが、地中海に突き出たボン岬(Cap Bon)のケリビアでも、
南部砂漠地帯オアシスの町トズール近郊でも見かけました。
正体、役割共に不明ですが、チュニジアにもゆるキャラいるんだと。

ちなみに元ネタはこれです↓

何ですかこの子・・ @ドゥーズのスーク
そう言えば、サン=テグジュペリ「星の王子様」の挿絵にも出てきた気がするのですが、、他の星からやって来たのかな??

やたら収まりがいい。
他の星から来た子と鷹っぽい鳥とベルベルらしきお兄さん。みんな他の星から来たと言われても信じそう。。
誰か謎のゆるキャラの正体を解明願います。
または次回行った時に確かめます(しょぼいフラ語で)!!!



2012年9月25日火曜日

2012年夏チュニジア テルマエ・ロマエで予習済、カルタゴ


チュニジア行をお考えの皆様、チュニジア行前には「歩き方」に散々書かれてて「Lonely Planet」に至っても記載してる下記映画は必見です(チュニジアがロケ地です)。

  • スターウォーズ エピソード1 ファンタム・メナス
  • イングリッシュ・ペイシェント

行きの飛行機で、暇だし、原作読んでないけど興味あったので見た「テルマエ・ロマエ」。まさか、後々こんな役に立つとは思ってもいませんでした。。見てから行った方が5倍くらい楽しいと思います。おススメです。

チュニジアは古代にはカルタゴと呼ばれた地。古くからフェニキア人と呼ばれるレバノンあたりの商人が地中海を渡って住み着き、後の大国ローマがまだ成長期だった頃にはローマのライバルとなる、豊かで強い国でした。ローマとは3次のポエニ戦役と呼ばれる戦争をしていますが、第3次ポエニ戦役でローマに敗れ、首都カルタゴは徹底的に破壊された上、二度と草も生えぬよう塩を撒かれました。でも100年くらいしたらローマもあっさり気持ちを改めて、ローマ都市の建設を進め、豊かな農地を背景に、アフリカ大陸における主要拠点として大いに栄えたところです。ローマ帝国の解体後はビザンチン帝国になったりアラブに支配されたりオスマン帝国になったりフランスの植民地になったりなので、遺跡もたくさんあります。当然ローマ時代のものも。かつてのカルタゴの首都のローマ遺跡なら、現在の首都チュニスから電車で20分くらいで行けます。お手軽!
チュニジア到着2日目、ロストバゲッジな自分の荷物がその日のお昼過ぎに到着ということもありチュニスから離れられなかったので、とりあえず手軽なカルタゴ観光しました。

ここからテルマエが生きてきます。多分元ネタわからない人でないと意味不明ですが。。

  • まず、チュニス・マリン駅から電車に乗ってしばらくしたら、遠くの方にベスビオ火山らしき山が見えるんですけど。。ローマ人、絶対あれベスビオ火山だと思ったろ。(銭湯画の富士山を「ベスビオ火山!」と言ったローマン阿部寛の如く)
奥に薄らみえる、ベスビオ火山
  • 「歩き方」を詳しく読んでると(ええ、実際行くまで詳しく読まないです。。)、最初の目的地、カルタ―ジュ・アンニバル(フラ語読み)駅から歩いて行ける「アントニヌスの浴場」は、「ハドリアヌス帝の時代に建設が始まった」とある。まさかローマン阿部寛が??(テルマエの舞台はハドリアヌス帝の時代のローマです)。というかアントニヌスは劇中にも出てくる、あのアントニヌス??
実際この遺跡はあまり原型は留めてないのですが、立地的にオーシャンビュー(と言うか海目の前すぎ。ビーチスパ??)かつ遠方には前述のカルタ―ジュ・ベスビオ火山が望める風光明媚?な場所に位置しております。同行者もドバイまでは別便で来ていたにも関わらず同じくテルマエを見ていたので、テルマエ!テルマエ!!と興奮はピークに。テルマエの浴場シーン(ローマの)を思い返し、かつてあのようなお風呂がここに広がっていたんだなー、ジムナシウムで運動して、大浴槽で汗流して、ヌビアからの奴隷がいて。。とか、想像力が格段に豊かになって楽しかったです。

テルマエ(跡)全景、地中海すぐそこ!
お湯が流れてたであろうと想像する溝。
かつてはここでローマ人がお風呂に興じてたのか。。
かつての栄華の名残。。それにしても右は2,000年前に造られたものとは思えないな。フォントきれいすぎだろ。

その後、ローマ人の住居跡とか劇場とかを回ります(すべて徒歩で行ける)。こんなところに阿部寛みたいな装束を来たローマ人が歩いていて、さっきのお風呂へ連れだって行ったり、劇場で芝居でも見てたり。。と、膨らんだ想像力のまま歩くと、古代カルタゴがいかに住みやすい街だったかがよくわかります。立派なお風呂、地中海とベスビオ火山の見える見晴のよい住宅地、広い劇場。。快適な住環境じゃないですか!!

ローマ人住居跡。
ご近所一画丸々2,000年前で時が止まったみたいなところ。
広い道路が走ります。
誰かのお宅訪問。さすがにこれは修復されてるけどw
誰かのお宅のタイルです。これも修復されてるけどw
誰かのお宅のテラスから。地中海!眺め最高!!

実際、快適な住環境は時代を超えて、現在のカルタゴは高級住宅地になっているようです。白壁に青い扉、時にタイルで装飾してあるかわいらしい豪邸が並んでいますので、遺跡間の徒歩移動も飽きません♪
しかも、劇場も現役で使用されてるし。。夏の映画祭のプログラムが残ったままでした。ハリウッド映画中心だったみたいですが、こんな劇場で大好きなthe Dark Knight Rises(バットマン ダークナイト・ライジング)とか見たら、もう。。むしろ「テルマエ・ロマエ」上映してや!
「テルマエ・ロマエ」でも、「ハドリアヌス帝の名前、ローマの建造物(お風呂)は後世にも残り続ける」みたいなセリフがあったかと思いますが、まさに。です。ローマのお風呂は2,000年経た後でも、人々を呼び込み続けているようです。観光客がひっきりなしに訪れてましたもの。。劇場に至っては今でも使われ続けていますもの。。そんなリアル「テルマエ・ロマエ」でした。

修復され、今も現役
遺跡と現代。。
映画@ローマ劇場プログラム
(手前)普通にローマ遺跡ぽいなのに、全然重要視されてない感じww
遺跡豊富な国がなせる業ですね。。

2012年9月22日土曜日

2012年夏 チュニジア 経由地はドバイ!

わかりにくいですが、棒みたいなのがブルジュ・ハリファ。
周囲に同等くらいの高さの建物がないので(当たり前だが)
やたら針のように目立つ。
エミレーツ利用は初めて。ドバイも初めて。
ドバイには中東サークルの後輩も駐在してるのでトランジット長い分には全然良かったのに、こうゆうと木に限って2,3時間だったりする。上手くいかないものですね。

で、空港に2,3時間×往復いただけですが、気付いた点を下記。

  • まず、明らかに空港内テナントの従業員が自国民じゃない。アジア系とか多し。何人だろう。。空港内テナントの従業員も外国人労働者てどうゆうことww
  • ブルジュ・ドバイは異様に細長く、周囲に似たような高い建物もないので(世界一ですものね。。)異世界への入り口のような雰囲気を醸し出してた。
  • 一時噂になった、人工的な埋め立て島(世界地図形状のやつ?)は、上空から確認したら砂島ばかりでした。一部緑化されてる島もありました。地球の未来を先どっているのでしょうか。。
  • エミレーツが中東、アフリカ各国を結んでいるだけあって、特にアフリカの人たちが民族衣装で空港内にいっぱいいる。民族衣装、かっこいい。。すごく異国というか、異世界みたいだ。。日本では本気のアフリカ人滅多にというかほとんど見ないですからね。布から仕立てたオーダーメイドの服を着てる女性、本当に色鮮やかな派手なプリントの布だけど、似合うんだよね。。いいね。。
  • 空港内には気付いた限り2か所喫煙所があるが、面積の割に吸う人が多いので、常にもくもく。
  • トイレは、人目につくところは常に行列。一部人目につきにくいところはがら空き。トイレ位置設計のミスと、トイレ数少なすぎてるミス。シャワー併設のトイレあった。。トイレにシャワーがあるて感じ。。
  • トイレ、洋式とアラブ式(一見トイレの形状が和式みたいだが、陶器部分がが足を置く部分まで続いている、ドアに背を向けるのではなく、ドアに向かってしゃがむ)ありました。両タイプの個室の側面に、手で洗う人用のホースも設置してあります(トイレットペーパーもちゃんとありますが。。)。また、アラブ式でも用を終えた後の流水方法は、手を近づけたら流れる近代的なタイプ。これ、和式なのに手を近づけたら流れる式、と同じ感覚かとは思います(そんな和式出会ったことないけど)。伝統とテクノロジーの融合。。新しい、その発想。。
世界地図と思われる島々。残念ながら砂漠化が進んでいるよう。
(一つ、緑化に成功した島を目視確認。)


なんか、不思議な国。
空港だけでしたが、違和感というか、なんというか、不思議。
アラビアン・ナイト?!!!!!!!

ラーラーラー(no,no,no)、

湾岸ナーイト!!!!!!!!!!な国ドバイ(の空港)でした。

2012年夏 チュニジア ボンジュール、アッサラム・アライクム! 旅のことば

チュニジアは元フランス植民地。
なので首都チュニスにはフランス風のコロニアル建築の建物が並び、
表通りにはオープンカフェがずらり。

裏通り。パリみたいですね!
行ったことないけど。
フランスの影響強そう☆て思ってたので、想像通りでした。
中東ではベイルートと並んでフランスの影響強そう。
アルジェとかは全く情報ないからわかんないけど。。

私はパリへ行ったことがないけれど、
想像のパリそっくりです!
パリへ行ったことのある同行者が「シャンゼリゼ通りやね」と言っていたので、
以後大通りはシャンゼリゼになりました。

チュニジアの国旗はためくシャンゼリゼ通り

こんな感じなので、フランス語が喋れる人ばかりです。
ネイティブな言葉はアラビア語。

私たち。。

中東関係のサークルに入っていたので、アラビア語は挨拶程度なら。。
フランス語は共に1学期のみ受講していたレベル。。

で、アラビア語もフランス語も全くできないのですが。。
しかもあまり英語が通じない。
ここまでとは思ってなかった!
欧州からの観光客も、仏人、独人、西人などが主、
あとは伊人、露人、蘭人。。英人は本当に少数派。
米人に至っては米語聞かなかったからいないのではないか?
*丁度滞在中にムハンマド侮辱映像でチュニスの米大使館が襲撃され4人が死亡。
 要員をのぞいて、米大使館員と家族の退避命令が出されていました。

よって、観光客(欧州人)が多い割に、あまり英語通じません。

むしろ、私たちがフランス語/アラビア語できないとわかると、
ドイツ語人材を連れて来たりww
もっと無理だしwww

「スペイン語、イタリア語は話せるか?」と聞いて来たりww
スペイン語はフランス語よりはまだいけるレベルだけど。。
イタリア語ももはやスペイン語として聞いてたw

実感として、英語とドイツ語とスペイン語とフランス語が同じくらいの地位?

こんな感じで言葉はあまり通じませんが、知ってる単語、動詞を精一杯駆使して
ジェスチャーとかも組み合わせて、わかりやすい英語使ったりすると、
何とかなります。
あと、別にこちらが全然理解できなくても、みなさん(含仏人観光客)どんどん喋ってきてくれますので、言葉がわからないからと言って無視されるようなことは絶対にありません。でも、何言ってるかほとんどわかんないけどww 仏圏の人たちは割と強引だなあ。


イスラムの国だけあって、こうゆうタイル使いも上手い。
やはり白地に青系が多い。
【私たちはこれで乗り切った、サバイバル仏&阿語】
仏&阿混合ですが、気にしないで下さい。みなさんどちらも話せますから。

感嘆する時:

  • Ce'st bon! 
  • Tres Bien! 
  • Ce'st Combian!

→ポジティブな感嘆詞しか知らないので、自然と気持ちもポジティブになります。
  とりあえず周りウケもいいし、喜んどきます。
  こうゆうの続けてくと、本当にポジティブな人間になりそうです。
  ただ、多分使いすぎるとあほっぽいです。

基本のあいさつ:

  • ボンジュールかアッサラーム・アライクムです。
  • 鯖鯖よく聞かれます。oui, 鯖と答えるらしいです。
  • お礼にMerci & シュクラン!は忘れずに。2回言わなくてもいいですけど。。
  • お別れはオフワー & マ・アッサラーマ。
  • 意思表示はoui/nonまたはナアム/ラーとかレーとか
  • Pleaseはシルブプレ!
  • ウェイターとかにはムッシュー!と呼びかけてました。正しいかは知りません。必死です。

食べ物:

  • ビール→ビエール
  • 魚→ポワソン
  • 鶏→エスカローペ
  • 「食べる」モンジュ

そほのか:
  • 日本人はジャポネ & ヤーバーニーヤ(どちらも女性)
  • 「いくら?」 Cest Combian?
  • 「高い」ガーリー
  • 駅はla gala みたいな感じとうことも学びました。バスはbewsみたいな。ビュース
  • お会計はジェスチャーで意味通じます。
  • 「夜」ヌイ
  • 「オアシス」ロアジズ
  • 「砂漠」サハラ!
  • 「少ない」プチ
  • 「大きい」グラン
  • 「終わり」ハラース
  • 「結婚」マリア―ジュ
  • 「ホテル」オテル
  • 「ユースホステル」メゾン・ド・ジュネス、またはオーベージュ・ド・ジュネス
  • 「バカンス」バコーンス
  • 「働く」トラバイユ

基本、こんなのを組み合わせて行きました。

(活用令)

  • 「小食ですね」モンジュ・プチ(食べる、少し)!
  • 「バスステーションへ行きたい」la gala ビュース、ビュース、シルブプレ(駅 バス、バス、please)!
  • 「ビールありますか?」ビエール(ビール)?
  • 「夜になったら戻ってきます」ヌイ(夜)。
  • 「結婚していません」マリア―ジュ、non(結婚、non)。

ひどいwww 絶対間違ってるww
でも、こんなんでも行けるものです。マジで。
この滞在で、フランス語力は少し上達したような気がしました。0.0005くらい。

あと、現地の人にとても喜ばれる言葉で「ヤッラ」があります。
「行くよ! let's go! Vamos!」みたいな意味。
サハラツアーとかで、見学が終わって運転手に「ヤッラ!ヤッラ!」というとテンション上がってくれます。ちなみにヘブライ語でも同じ「ヤッラ」なので、イスラエル人相手にも使えます。

・・・いや、普通に指さしとか仏会話本とか買いましょう。


私たち2人とも指さしエジプト持ってたのに、持参するのをすっかり忘れてしまいました。。


チュニジアにも綿あめが。。

 

2012年9月19日水曜日

2012 9月 チュニジア。。戻りたい。。

サハラ・・
いろいろあって11日の休暇が13日になりましたが(最初から13日でも行けたのでは疑惑。。)、先ほど帰国しました。

白壁に青い窓、扉、どこまでも透き通る地中海、太陽、海の幸、カルタゴ、ローマ、ビザンチン遺跡、アザーン(イスラムの礼拝の合図)の流れる中東の空気、


白壁に青で統一

そして、、


サハラ!


極度に乾燥した大地、でもよく観れば緑がしっかり生えている。
これぞ砂漠!の砂から山岳地帯、キャニオン、塩湖、ちょっとした高原、
丸丸3日間の滞在で毎日変わる砂漠の風景。
異国というか、異世界でした。。

ああ、もう、サハラの虜。。。

ナツメヤシのオアシス。。

ナツメヤシ

物価も安く観光資源が豊富なチュニジア、
滞在中に隣国リビアやチュニジアでは米大使館襲撃などありましたが、
ちょうどサハラ滞在していたので、何も影響なく(と言うか何も知らず)、
そもそもアジア人だから攻撃の対象にはならないです。
チュニス市街も若干警察の数が増えていましたが、至って日常。
そんなもんですよね。。

また、ムスリム国だけあり一般犯罪は少なく、治安もいいです。
日本ではないので、最低限のことを守っていればですけど。

私が大好きな、オリーブ、トマトが効いた地中海料理、
フランス植民地だけあり、基本的にバケットでしたが。

全てが素晴らしかった。。チュニジア、サハラ。。

ああ今すぐにでも戻りたい!!!

地中海!

2012年9月4日火曜日

なちゅにじあ

あと3営業日したら、会社から成田へ直行、エミレーツでドバイへ行き
関西からの友達と合流(ええ、ドバイ待ち合わせですが)
翌昼にはチュニス♪

という最高に楽しい状況ですが、
毎週末山か海へ行き週末は準備どころではなく、なぜか仕事も案件もりもり。。
パッキングとかマジで面倒くさい。
一度やってみたいのは、財布とパスポートと携帯だけもって出発すること。
多分、イミグレで尋問かな。。一度やってみたいな~

先々週和歌山の本州最南端、串本で泳いできました。
見事にクラゲに刺されて、今はすごい傷跡っぽくなってます。
ナイフで切りつけられたみたいな。。
左腕肘を挟んで上下10㎝くらいに渡って、触手が触れたであろう場所が
肉がえぐれてたり、かさぶたになってたりします。
クラゲってこんなになるんだ~。。恐ろしい。。
電車の中とかで、知らない人はどんな想像を膨らませるんだろう。。
クラゲですけど?
チュニジアでも数々の誤解を生むことでしょう。
「クラゲ」はフランス語で何て言うのだろう?(もう、アラビア語は諦めています。。)
むしろ「喧嘩で。。」とか嘘ついた方が(旅行中の身の)安全かな。

私のこと、海外のことよく知らない人からは
「予防接種とか打ってるの?」と聞かれますが
A型肝炎3回(10年有効)、黄熱病(10年有効)、破傷風(一生有効?)
実は打ってます。マイナー地域へ行くならこれ位しなきゃ、と。
狂犬病は噛まれても何度か打たなきゃいけないことに変わりはないから、
噛まれたら打ちます。

クラゲ傷が癒えてないけど、多分大丈夫でしょう♪
ザンジバルのローカルが言っていました、
「海が最高の薬」
タンザニアで穴に落ちて負傷した傷も、ザンジバルの海で自然治癒。
欧州のビーチリゾート、チュニジアでも思う存分癒されます。
てかそもそも海で傷ついたんだけど。。
チュニジアにもクラゲいないか不安だけど。。

久々のインド以外の外国。
あ、嘘です。今年3月に台湾、7月に豪州に行ってました。。
でもバックパッカー的なのはインド以来。
チュニス往復航空券だけでインドだったら滞在費まで賄えるんですけど、、
ああ、やっぱインド(チベット仏教圏)はいいな。
予算面からもおススメ。

空がみたい。。