2011年12月23日金曜日

今年も年末年始はインド!

今日で無理矢理仕事納めました。
24日から1月2日まで、インドへ行ってきます!
去年もこの時期に行った・・しかも初インド・・
そしてGW、9月と、何回行ってんだって話ですが。全部11連休とか。

私、フツーの会社員ですけど、世間一般には激務で知られる会社ですけど、
社会人3年目ですけど、チームで一番若造ですけど、
周りを気にしない&でも周到な根回しすれば、これくらいできるんだ☆と。
社会なめてるよ。

今回は24日に香港経由デリー着、25日朝にBagdograなるところへ飛んで、ダージリンへ。そこからシッキムへ向かい戻って31日デリー、デリーで不良外人などと年越しパーチ―してーの翌日はデリーのショッピングモールなどで映画鑑賞、DVD購入など。1日深夜デリー発、2日香港経由日本着です。
インド国内線はついさっき購入笑
今回は往復ともにGoAir!
出発日直前でもあまり値上がりしてないのが決め手ww
ちなみに日本‐インド間はキャセイパシフィック=キングフィッシャー。こみこみ122,400円。
これも1か月前に決めたし、年末年始は元々高いから、仕方なし・・
同じ航空会社利用で、9月は79,000円くらいだったのにな・・
年3回もこんだけ払えるのは、今の家賃(寮)が5,000円/月だからです。
社会なめてます。

シッキムは今年の9月に地震でかなりの被害にあったところ。
なのに、義捐金募集とか日本では全然なかった。
311で世界からの暖かい支援が本当にありがたかった。
だから私も、シッキムのためにささやかながら寄付したいと思ってたので
現地に落とす&然るべき機関を見付けて寄付するつもりです。

さーーーーて、今回も雄大な自然とチベット仏教にハマってきます♪

2011年12月3日土曜日

12月1日は世界HIV/AIDS DAYでした

と、すっかり忘れてましたけど。。Twitterで以下を見るまでは・・

Salman Khan
Be an activist stand in solidarity with people living with HIV on World Aids Day 2011. Put a red ribbon on.
Salman Khanに教えてもらいました☆☆
さすがBeing Humanってチャリティー団体を主宰してるSalmanたんだけある!
*Salman Khan(サルマン・カーン)はボリウッドのトップ俳優です♪


**********************
the World HIV/AIDS DAYに際してのアピール(by 私)

HIV/AIDSは血液、体液で感染する病気です。
適切な予防措置を取れば感染の可能性はかなりなくなります。Safe Sex!!
感染大国・南アに留学してたので、HIV/AIDSのことは自分とは関係ない遠い出来事だとは思いません。ラジオで「コンドーム付けて安全なSEXを!」とか言う国だし、大学のトイレにはfree condomeが置いてあるし(まあ、私世界HIV/AIDS DAYをすっかり忘れてたけど・・)。SEXすれば誰にでも感染の可能性はあります。今年の発表では新規感染者は減少の傾向だし日本の患者数なんて超少ないけど(南ア基準)、SEXはリスクを負うものです。SEXするんならprotectionを。HIV/AIDSの他にもSTDs(性感染症)予防のためも。

*************************

グローバリゼーションに侵されないpeacefulな印象のラダックですが(4000~5000m級の山道を通らなきゃ陸路で行けない、冬季はラダックへ繋がる道路は全て封鎖という物理的要因が大きい)、やはりグローバルな影響は免れないみたいです↓↓ Khalsiにて。

2011年12月1日木曜日

Heavenly High! キルギス乗馬trip

4Travelに昔(2008年8月)の写真をupしてみました。
ウズベキスタン航空利用、タシケントでストップオーバーし、ウズベキスタン・キルギスを回って、イスラエル・エジプトに行った時のものです。
高地、草原、遊牧民、と、(おそらく)チベット~ラダックにも共通する風景。こんなところが好き。
遊牧民ぽくなりたくて、キルギス・カラコルから2泊3日でアルティン・アラシャン(2,550m)とその周辺を乗馬トレッキング。
ラダックとは違って、水と緑に溢れていました。





2011年11月27日日曜日

9月ラダック旅行記:⑧ヌブラ谷へ

8日目:レー~Khardung La~ヌブラ谷(Diskit,Sumur)


9:00レーを出発!
前夜、復電しなかったので、カメラの充電がなかったのであまり写真なし。。
ヌブラ谷にて開かれるRinchenさんの友達の結婚式に出席のため、ラダッキ3人(Rinchenさん、Pさん、Sonamさん)と私の4人旅。
道中、Pさんと日本についていろいろお話。Pさんはラダックの公務員。ストク出身で、パンジャブ州の大学へ行き、ラダックで就職して、初任地はヌブラ谷。ヌブラ勤務は結局2年に渡り、今年レーに戻ってきた。レーでの仕事も10-16時でゆるいよ、と。いいな、ここは人生ゆるくて。
でも、ヌブラでの勤務はさらに輪をかけてlife is slowだったそうな。
やることないんだろうな・・なさそうだもんな・・本当、ゆるそう・・

Pさんは驚くほど日本について知ってる。
まあ、私もインドについて、その他の国について、多少は知ってるけど、
こんなピースフルで辺境なところの人でも。。って思いも、多少はある。
って、今はネット環境さえあれば関係ないもんね

そんなこんなでKhardung La(公称5,600m)を抜ける
前回GW時と比べて山頂付近の雪も少ないけど、昨晩はレーが雨だったし、山の上でも降ったんだろうな。5,600mですものね・・
ちょっと下ると、雪解け水が作るちょっとした草原でヤクが草を食む
heavenlyな風景再び・・

↓Khardung Laのヒンズー寺院
*もはやラダッキも私も下車して喜ぶものではないので写真はGW旅行時のものです。

Khardung La
Khardung Laを越えると、地の果てって感じで、谷とか山とかもいちいちワイルドになってるんだよなー。こんな世界があったのか。と。
日本の曲を聴きたい、とのリクエストにてブルハかけてました。

♪ここは天国じゃないんだ~ かといって地獄でもない~
Train Train 走って行く~Train Trainどこまでも~

正にそんな感じ。


↓ご参考までGW時の写真。
とても山道


高度はどんどん下り、もちろんカーブ連続の悪路でガタゴト揺れるけれども
PさんとRinchenさんはうとうとしてる・・彼らは地元だからいいけど、私は、heavenlyでワイルドでこの世のものとは思えない光景を堪能しなくてはもったいない、との思いから、起きてますが。。眠いわ・・
途中、Diskitに寄って、Pさんが役所で所要、そしてもう1人ラダッキをpick upして、Sumurへ向かいます。
Diskitの大仏。昨年ダライ・ダマ法王をお招きして開眼式をした新しいもの。
パンク

Sumur方面とレー方面への分岐点手前で、右前輪パンク。
SonamさんのTOYOTA Innova、パンゴン・ツォ行った時もパンクしたでしょ・・
まあ、悪路だしね。

修繕して、分岐点のサービススタンド的な、商店レストラン修理屋さんに。
荒野の中のサービススタンド、USAロードムービーで出てきそうな風情・・
本当に、乾燥した大地にポツンと1軒だけ建ってる。4,000~5,000m級の岩山が睥睨する、谷間のスタンド。ワイルドな小屋。古タイヤとか山積みだし。。簡単な修理もできるぽくて、さっきのパンクも見てました。既に結婚式に参列する男どもが集結していて、Rらと再会を喜んでる。男ども、という言葉がぴったりです。みんなワイルド。極めてマスキュリンな光景でした笑。女子の入る余地ねえ!アイテムガールか私(外国人だし!)ww

天気も崩れてきて、小雨がぱらついてる。ワイルドさに輪がかかる、ヌブラ。

合流した仲間と一緒にSumur手前、ヌブラ川に架かる橋の入り口で、check post。ILP提示。
橋を越えたら・・緑が多い!緑の密度が濃い!緑っても、砂漠に生えてるような、固そうで、攻撃的な、緑だけど。でも、ラダックにあって、こんなに密度の濃い緑は貴重だな。
Sumurへ向かう途中、この道の先にあるShiachenについてPさんから説明を受けた。Shiachen氷河は、世界最高所の戦場とも言われてる、印パ国境係争地帯。現在はインドの支配下にあるらしいけど。Shiaは花の一種、Chenはlandだったかな?素敵な名前だな、と思った。Land of flowers:花が咲き乱れている土地を想像した。戦場なのに、ね。

Sumurへ到着。GHへ。Rたちは結婚式へ出て、私はGHでrelax。ヒマなので宿の給仕とお話。彼はネパーリの家族の下、Goa生まれのGoa育ち。Goaがシーズンオフの間、今年初めてヌブラに出稼ぎに来たとのこと。ヌブラはまじでやることがない、イスラエリもいないし笑と。
Goa boyからすれば、退屈極まりないだろな、ヌブラ。2,3日後にはGoaに帰るって。もうヌブラのシーズンも終わりなんだな。

てか、地の果ての風情もあるヌブラのGHでも、出稼ぎ労働力に頼っているのね・・
ちょっと不思議な感じでした。

ヒマなので、キッチンにお邪魔してお仕事拝見。
切り刻んだ玉ねぎやブロッコリーに小麦粉、ガラムマサラ、ターメリックやその他いろいろなスパイスをまぶして手でこねてる。べジカレーを作っているところでした。私もスパイスから作ってみたーい!

20:00過ぎには停電になって電気復旧しないし、外は雨だし、寝るしかないだろ。就寝

Bollywood映画紹介:④Bodyguard

今年の8月末公開で結構流行ったらしい。9月訪印の折はまだDVD落ちしてなかった(と言うか公開中だった?)、2週間前に都内某所でDVDゲットしました。地理的な問題じゃなくて日本とボリウッドは遠いけど、気になる最新作はできるだけチェックしたいー

④Boduguard
2011年/出演:Salman Khan、Kareena Kapoor
ジャンル:ラブストーリー、アクション
歌&踊り:どれもクオリティ高い♪ 冒頭のBodyguard(テーマソング)ではカトリーナ・カイフたんも出てくる。Desi Beatはとにかくノリがいい。Salmanがやけにかっこいい。テンション高い。Teri Meriはプレイバックシンガー声高いww Kareena Kapoorのサリーがどれも露出高くてドキドキ。I Love YouはSalmanのポロシャツコレクションと言った趣。Salmanが着るからどれもピチピチww ちなみにジーンズはDIESELだったw 軽いラブソングで他の歌とのバランスもいい。

↓Desi Beatノリがいい♪楽しい♪




【キャスト】
●Salman Khan(サルマン・カーン):90年代のスター、2000年代前半はスキャンダル、不祥事に見舞われたけど、後半に復活した、ボリウッド・トップ俳優の1人。ちょい悪なイメージが付きまとう、ワイルドで声も野太くてマッチョで、(多分意見は分かれまくるけど)私はセクシーで美しいと思う。
●Kareena Kapoor(カリーナ・カプール):Main Prem ki Diwani Hoonご参照。3Idiotsにも出演。トップ女優。

【ストーリー】
よくわからないけどある富豪にとても恩義のあるSalman。敵から狙われてるので、MBAコースに通う富豪のお嬢様Kareena(もうすぐ卒業⇒ロンドンへ嫁ぐ)の身辺警護のため雇われる。SalmanボディガードがウざいKareenaは、匿名の女の子のふりしてSalmanの携帯に電話を掛けて、夢中にさせて気をそらせる作戦に出た。作戦通り見事に電話相手に夢中になるSalman、でもKareenaお嬢様自身もSalmanに惹かれてしまったり・・どうするよ?

↓Teri Meri切ねえ。声高けえ。



【みどころ】
Salman Khanがかわいい。女の子に慣れてなくて手震えたりしてかわいい。Salman Khanのボディ。無理矢理脱がせるところは、シリアスなシーンだったが、笑うところだったのか、未だに謎。電車の中でつぃに電話の相手とリアルで対面し、全身から愛が溢れまくってるSalmanとかもいい。何度でも見直したい。すいません、私、Salman Khanが気になって仕方ないみたいです。。ボリで一番気になる俳優ですな(他人にボリウッドをおススメする際はHrithik Roshanを使いますが・・)。最初の出会いは空港で適当に買ったFilmfare誌。カトリーナ・カイフたんの元彼(Salman)って随分インドっぽい人だな、って思ったり(今にして思えば何言ってるんだろう?て感じですけど)、男の人でも両耳ピアスとか、インド的にはアリなんだな、とか、全然興味なかったのに、なぜでしょう。インド離れしてるHrithikもかっこいいと思うけど、Abhisheik Bachchanも甘いマスクでいいと思うけど(他のボリ俳優はあんまイケメンと思わないな・・)、インドっぽくてセクシーかつかわいい(ちょい悪)Salmanに気付いたら片足踏み入れてます。
多分他の人の共感は得られないと思いますが、私は切ないラブストーリーに弱いので、ラスト20分くらい号泣でした・・切ない恋の話に弱いかたにはラスト20分いいかも。
歌と踊りはどれも良いです。冒頭にちょっとカトリーナ・カイフたんが出てたからか、Shei la ki Jawani(Tees Maar Khanより)が劇中よく歌われてたのも印象的でした。あの歌、人気なんですかね。
あと、ここまでCG&ワイヤー使う作品は初めて観たんですけど、というかアクション初めてなんですけど、インド人にCGとワイヤー教えたの誰だよ・・インド人に使わせるととんでもないな、というのが素直な感想でした。

↓Bodyguard(テーマソング)冒頭、Salmanの筋肉・・わき毛はキレイに処理してるのね
カトリーナ・カイフたんはかわいいなあ




【卒論カルスタ】
そうゆう映画ではないですけど、SalmanのKareenaお嬢様お付仲間のデブの名前がTSUNAMIでした。頭文字を取ってTSUNAMIらしいですけど、これでもう日本公開ないですね(元から絶対ないだろうけどさ)。あーあ。
何でTSUNAMIとしたのか全くわかりませんが・・途中簪付けてるシーンもありました(男性です)。こんな日本表象?もされるのね、と。ボリの日本表象、よくわかりません。

↓I Love You: Salmanかわいい。Salmanのポロシャツ・コレクション。二の腕太いなあ^^ 軽くてさわやかな歌。あの、Salmanの股間にサッカーボールが当たってボールの空気が抜けるシーンは笑うところでしょうか・・



てか、私、気付いたら歌と踊りも映画評価の対象になってしまってますね・・もはや歌と踊りは映画には欠かせない自然なものになっていた・・恐ろしい・・今後非ボリとか見れるのか私・・

2011年11月25日金曜日

ラダックの大仏を並べてみよう

「大仏」限定。全てのゴンパに大仏があるわけではありませんが、割とあります。
Likir、ナムギャル・チェモのゴンパ、Shey、Diskit、Thikseyの大仏です。
時期、時間、カメラ、アングル、気候によって、ずいぶん印象が違いますね。
カメラはRICOHのCX1、CANNONのEOS KissX4、iPhone 3GSを使用してます。
iPhone 3GSとか性能がよくないのも、思いがけず味がある写真が取れて好きです。
大仏も、顔やポーズなどどれも違って個性豊かですね。
みなさんはどの大仏が好みですか?
もちろん、大仏単体じゃなくてゴンパの雰囲気全体とか大仏の立地で決めるものですけど、
敢えて単体で見てみましょう。

私は・・やっぱりThiksey!かわいいんだもん♪
次点はDiskitかな?ちょっと男性的な感じがいい。

基本優しそうな顔なのも、椅子に座っているものがあるのも、日本の大仏と違いますね。
基本キンピカで極彩色の装飾も、そう言えば随分日本と違いますよね(感覚が鈍ってる私)・・
Likir


Shey

Diskit


Thiksey


あまりにかわいいので、こんなところにも出現していたり@代々木公園

2011年11月24日木曜日

4travelの旅行記:9月ラダック編

細々とupしてましたけど、写真でまとめてみましたのでこちらもご参照ください。






勤労感謝の日と新嘗祭

今日はたまたま友達と明治神宮へ詣でました。
明治神宮って、敷地に入れば都会にあるとは思えない鬱蒼とした感じですよね。
それだけでパワースポットな感じです。



長い参道(訳あって2人ともヒールなので歩きにくい)を進み、本殿へ。
七五三の子もちらほらいました。専属カメラマン付(!)の七五三もいて軽い衝撃。


そして本殿境内へ入る前に、入口の両脇になぜか

宝船
見事・・しかも1つ1つが立派な野菜・・
境内へ入ると結婚式などもしてる。神田うのとか沢尻エリカってイメージですね。私も以前は「結婚式は絶対明治神宮」と、何となく思ってた時期もありました・・

明治神宮で結婚式
本殿にお参り。
最近、Eat Pray Love(食べて、祈って、恋をして)なら俄然Prayな気分の私・・
ラダック行もprayしたいから、てのも、ある・・何があったのでしょうか私・・
ただただ、祈りたいんです・・そんな時期なんですかね。

一瞬忘れがちだけど、こんな新宿近いんだ・・

やけに人が多いけど、いつも休日はこんなんでしょうか。と、境内に入ってから薄々気になってたんですけど、境内の塀沿いに、宝船が数隻と、野菜屋のごとく野菜が陳列されてました。

何・・?

野菜屋・・?

見事な野菜たち!
新嘗祭でした!
収穫祭的な、豊かな実りに感謝を捧げるイベントです。今日なんだ!成る程、だからこんな(みごとな)野菜が沢山陳列されてる訳だ。「見てください。こんなに野菜ができました。ありがとうございます。どうぞ。」ってことか。収穫に感謝するって、いいよねー。特に東京で会社員してたら、収穫のありがたみなんて忘れてしまうけど。

て気分で明治神宮を後にしましたが、ちょっと新嘗祭について調べてみると、

明治神宮:11月23日、秋の恵みに感謝しましょう
(ページ下へ行ってもらうとあります)
http://www.meijijingu.or.jp/news/081115.html
以下、引用
11月23日、秋の恵みに感謝しましょう 11月23日、「新嘗祭(にいなめさい)」が行われます。このお祭りは宮中をはじめ、全国の神社で行われ、その年に収穫されたお米を御神前にお供えし、秋の恵みを神様に感謝するお祭りです。
明治神宮では、新嘗祭にあたり南神門や御社殿前の廻廊に明治神宮農林水産物奉献会が野菜で組み立てた「宝船」がお供えされます。たくさんの野菜を芸術的に積み重ねてできた船を、ぜひご覧ください。
祭典は午前10時より御社殿で行われ、宮司の祝詞奏上に続き、神楽「代々木の舞」も奉奏されます。
ぜひ参拝の折には、神宮の杜も色づき始めています。秋を感じつつ、自然の恵みに感謝しましょう。
 ん?11月23日勤労感謝の日に行われるの??ん?もしや・・

勤労感謝の日-Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%A4%E5%8A%B4%E6%84%9F%E8%AC%9D%E3%81%AE%E6%97%A5
 以下、抜粋。
農業国家である日本は、古くから神々に五穀の収穫を祝う風習があった。また、その年の収穫物は国家としてもそれからの一年を養う大切な蓄えとなることから、収穫物に感謝する大事な行事として飛鳥時代皇極天皇の時代に始まった新嘗祭(にいなめさい、しんじょうさい)の日が第二次世界大戦後のGHQの占領政策によって天皇行事・国事行為から切り離される形で改められたものが「勤労感謝の日」である。
勤労感謝の日って、新嘗祭だった!それが戦後思想を抜かれて「勤労感謝の日」なんて謎の祝日になっていたのですね。。知らなかった。。祝日てだけで最高だから特につっこまなかったんですけど、そう言えば祝日の中でも特に何のことやらさっぱりわからないですものね「勤労感謝の日」。

戦後思想を抜かれたのは、国家神道を排除したかったってことでしょうけど、プリミティブに、生きる糧を与えてくれる実りへの感謝て、大事だと思います。神道は宗教だけど所謂民間信仰的な側面もあるわけで、特に収穫への感謝は宗教越えたものでは?大切に育てた野菜や穀物が、立派に実って、私たちを生かしてくれる、美味しく頂ける、ありがとう。って。非農業従事者の私からすれば、作ってくれた人、ありがとう。て意味も込めて。何でもラダックを持ってくるのはいやなんですけど、でも正直なところ、GWラダック、息を吹き返した大地での種まき、(麦が育って青々とする光景は飛ばして)黄金色の畑を9月の収穫に遭遇しているので、日本なんか比べようもない厳しい環境での麦作り&実りの風景に際し、収穫のありがたさを感じたのも、あります。

ラダックの耕作風景

新嘗祭は、神道だけじゃなくてもっと根源的なものへの感謝。それを「国家神道的」と一様に廃されてしまうなんて(でも祝日として一応残してはくれたけど・・)。私決してナショナリスティックではないのですが、今一度見直されるべきではないでしょうか。古代から続くこんな素敵な行事なんだから、「勤労感謝の日」なんて意味わかんないことにしないで、新嘗祭か、もうちょっとニュートラルな形で「収穫祭」として復活させてほしい。「収穫祭は採りたて野菜を食べよう!」とか、居酒屋で「収穫祭メニュー」とか、「収穫祭フェア」で野菜売ってる風景とか想像できるし。

形骸化しても、ビジネスでも、素敵じゃないか、実りに感謝する街。


【追記】
後輩に指摘されて気付いたのですが、USAでの感謝祭Thanks Givingもまさにこの時期。丁度収穫が終わってひと段落した頃なので時期被るんでしょうね。収穫を神に感謝するって、根底には新嘗祭にも共通するプリミティブな想いがあると思う。
文化、歴史、宗教、民族その他諸々は違えど、実りに感謝する気持ちは素直な人間の感情てことです。

2011年11月22日火曜日

シッキム観光、一部パーミッションが取得可能に

既に1か月前の情報ですが・・
9月にシッキムを襲った地震後、観光客にはsuspendされてた、Chhangu Lake, Nethu La等へのpermissionが、交付されるようになりました。コルカタ・ベースのメディアThe Telegraphの記事です。

Green light to post-quake tourist flow
- jn marg opened, visitors relish nathu-la & chhangu lake
http://www.telegraphindia.com/1111029/jsp/siliguri/story_14680349.jsp

地震後は各地で地滑りなどがあり道路状態が悪く通行できなかったのですが、一応の安全性が確認されたのでpermissionが交付されるようになったと。ただ、未だに状態が悪いところがあり、警察が先導?誘導してると。そして山の天気は変わりやすいので、午後から天気が悪くなり道路状況が悪化して事故に繋がらないよう、早朝出発→午後一で帰路が求められているそう。
そして依然北部Sikkimは観光客には閉ざされているようですが、トライアル的にタイ人団体に許可が下りたとのこと。

シッキムを訪れる観光客は昨年同期比10%だそうです。
シッキム自体のベストシーズン+Diwali(インド祭礼)シーズンなのに、今シーズンはシッキム観光業大変そうです。

1か月前の記事なので、寒くなって積雪とかもっとしているであろう今は、どうなってるんだろう・・でも観光客受け入れを再開したり、徐々に復興はしているようで、ひと安心。

そのうち絶対行くぞーー!

2011年11月21日月曜日

9月ラダック旅:⑦民族衣装嵐、のんびりシェイ

7日目:レー~シェイ~レー

【民族衣装!!!!!】

9:00 Indus GHで鍵閉めるのにとても困っている人がいたので思わず話しかけてしまう。日本人でした。ついでに一緒に朝食をば。
インドらしく(?)Muesli curd honeyを頂きます。Muesliのヨーグルト&蜂蜜掛けってだけですけど・・朝くらい洋風にさせて!気分よくマスタードを入れるような容器に入ったhoneyを出してたら、ハチ(alive)が出てきた。ええええええええええええええ!!!!!!
「this is real honey!」と、店員。
いや、そうですけど。

今日は、割と楽しんだLadak Festivalの最終日。Closing celemonyを見にPolo Groundへ。
11:00過ぎ、既に始まってました。mask dance以上に、ラダッキ、観光客入り乱れて、屋根付、ソファーの貴賓席には役人等エライ人も座って、てか、入場には超簡易荷物検査もあったりで盛況でした。

民族衣装の伝統ダンスのパフォーマンス。
写真では見たことのある、ラダック女性の伝統ヘッドギア、ぺクラを被った女性達!
踊りも歌も相変わらずゆるいw


ラダック民族衣装で並ぶ:壮観

他にも、モンゴリアかと思いました、って感じの衣装の伝統ミリタリーダンス、細いシルエットの民族衣装によるダンス、など。モンゴリアミリタリーダンスは、モンゴル-チベット-ラダックの繋がりを感じさせられました。チベットかな?ウイグルとかウズベクとか経由かな?とにかく民族衣装好きにはたまらないイベントでした。




楽団のみなさん。テント席にはラマがずらり。

13:00一旦GHへ帰って、シェイへ行くことに。前回はThiksey Gompaには2回も行ったくせに、Leh寄りのシェイはスルーしてたので。公共交通機関で行きます。レー中心近くなのにのどかな農道的なところを通って、バススタンドの裏手へ出ます。どのバスに乗ればいいのかまるでわからないので、とりあえずバスに乗ってる人に聞くと、exactlyそのバス。てか、シェイはレーマナリロードのかなりレーよりだから、レーマナリロードを通るバスは必ず寄るんだけどね。公共バスは完全ローカル向けなので、ローカルしか乗ってません。ラダックにおいては時間の制約もあるし、そんなお値段高くないので、ツアーとかタクシーチャーターしてしまうことが多いのですが、公共交通機関はローカルな雰囲気が味わえて好きです。例によって15年落ちくらいのSwaraj マツダの中型バスに乗って、レーからRs20くらい?20分くらいで到着。

他のゴンパと同様、高台に位置するので、車道からちょっと丘を登り、入口へ。お堂Rs20。壁画がちょっと古くて剥がれてりするけど、色気があってステキでした。大仏にも参拝。



艶やかなタンカ

シェイの大仏です

その後、シェイはここからが楽しかった、丘の上の旧王宮へ!廃墟を探検する感じ!大好き!
頂上からは、ティクセーゴンパ、インダスバレーの農村風景が広がっていて随分遠くへ来たものだ、と実感。普段なら東京のコンクリートジャングルでぐだぐだ燻ってる時間帯ですが、ランチ代わりに持ってきたSoyjoyなどを食べつつ、ゆったりとした時間、風景を堪能。幸せすぎる・・ああ、こんな風に過ごしたい。もっともっと、いろんな美しい光景を見て、知らない文化に触れて、染まって埋まって生きたい・・
野キツネが見えました。

探検気分で王宮の廃墟へ

シェイ~ティクセー間のチョルテン群



春のラダック(GW)を経験したからこその、緑のありがたさ

遠くまで、来た!

野狐(中央ちょっと下の茶色い影)

下山時は行きと違うルートを通って、畑の方へ。村の少年にメインロードへの行き方を聞いて、塀に立てかけてあった梯子をのぼり(牧歌的・・)灌漑用水路へ出て、飛び石を越えて、洗濯している母子孫に挨拶し、メインロードへ。

農村の水路

収穫を終えたBarley

とりあえずバスを待ってみるけど、待てども待てども来ず、何となく、Sheyの表参道側へ移動。メインロード沿いの湿地帯ではカモが遊んでたりして、のどか極まりない風景。全部で30分くらい待っただろうか、やっとバスを捕まえ、帰レー。

Atishaへ寄って、Dolphineでディナー。雨が本降りになってきた。
と、停電ww
真っ暗で雨の中、ろうそくの明かりで頂きました。
この日は結局電気戻らなかったなーIndus GHは自家発電ないみたい。
あ、ラダックに限らず途上国の旅はヘッドライトは常備なので、停電くらいで動揺しません。

Bollywood映画紹介:③Main Prem ki Diwani Hoon トップスターの若い頃のこっ恥ずかしいラブストーリ

③ Main Prem Ki Diwani Hoon

2003年/出演:Hrithik Roshan、Kareena Kapoor、Abhishek Bachchan
ジャンル:青春ラブストーリー
歌&踊り:結構ある

何とYoutubeで全編無料公開中↓




【キャスト】
●Kareena Kapoor(カリーナ・カプール):3Idiotsでもヒロインを演じたKareena。ボリウッドトップ女優として、いろんな映画に出演。私初見が3Idiotsの眼鏡っ子だったので、正直かわいいの?美人なの?って感じだったけど、この映画では若いし、Kareenaのかわいさがわかった。翡翠色の目。同じくヒロインを演じたbodygurdを一緒に見た友達はKareena見て「とてもインド人とは思えない」とw
●Hrithik Roshan(リティク・ローシャン)):Bollywood映画紹介①Guzaarish参照
●Abishek Bachchan(アビシェーク・バッチャン):もはや生きる伝説・Amitab Bachchan(アミタブ・バッチャン)の息子。比類なき存在のトップ女優Aishwarya Raiと結婚。

【ストーリー】
大学を卒業したばかりのKareena。NYに嫁いだ姉の取引先の息子との縁談が決まり、NYから相手Prem(Hrithik)がやって来る。最初はHrithikが気に食わないKareenaだったが、両親のお膳立てもあり、次第に惹かれ合っていくけど・・

【みどころ】
ちょっと昔(と言っても2000年代前半)のボリウッドの雰囲気に溢れてる。若き頃のKareenaとHrithikそしてアビシェーク・バッチャンの共演!Hrithikは素でも素直でいい子そうだよな。常にテンション高いな。アビシェーク・バッチャンは育ちの良さそうなお坊ちゃんって感じがよく出てるわ。そしていいひと過ぎだろ。てか、KareenaもHrithikもAbhishekも、みんな、若い。服装もちょっとダサいし、コテコテのラブ・ストーリーだから、見てるほうが恥ずかしいwwって種類の映画。舞台となるSundernagarの風景がキレイ。ヒマラヤのお膝元、ヒマチャル・プラデシュ州なので、スイス的な高山地帯の風景が素敵。Kareenaが「まだ結婚したくない。やりたいことがたくさんある」って言うので、Hrithikが「やりたいこと」を実現してあげるんだけど、Xsportsばっかで面白い。スノボ、乗馬、ヘリからのバンジージャンプ、渓谷やSundernagar湖でのクルージング、サイクリングetc..楽しそう♪リッチでアドベンチャラスな若者風俗を知るのにもいい映画。あとお決まり、身分の違いで結婚を反対されるとか。結婚に親の許可絶対とか。

あ~いえ~あ あ~お~♪(多分、Come onて意味)の歌↓
いろんなスポーツを楽しんでていいね
スノーケリングの時に船からダイブするKareenaが、全表面で着水してるのもかわいい。




【結論】
ボリウッド、ここ数年で急激に洗練されたな(俳優も映画も)。
Hrithikは相変わらずかっこいいし、若いからさわやかすぎるし、マッチョなんだけど、髪型&服装が・・本当、今日のHrithikからは想像できない・・ここ数年で何があったんだろう、ボリウッド、インド・・急に同時代に追いついた感じ。
Youtubeで無料公開だし、3時間ほど暇があれば。若い頃のHrithik&Kareena&Abhishekが見たければ。

【蛇足:卒論】
て映画じゃないww
軽く見れる(と言っても3時間)若者のラブストーリー。

2011年11月19日土曜日

Bollywood映画紹介:②LAGAAN 素朴な農村歴史もの大作

TSUTAYAで見つけました・・
日本語字幕に感激です・・
日本語は、すらすらと目に入ってくるなぁ・・
全然知らなかったけど、名作と名高い映画みたいです。

②LAGAAN
2001年/ 出演:Aamir Khan, Gracy Singh
ジャンル:歴史スポーツ農村ラブストーリー
歌&踊り:ストーリーの流れに自然な素朴な農民踊り!
2001年アカデミー外国語作品賞ノミネート

ラガーン LAGAAN

↓Trailer(英語)


【キャスト】
●Aamir Khan(アーミル・カーン):2009年~10年の大ヒット作、かつこれも名作の誉れ高い3Idiotsの主演も務めている。当時既に40代だったけど学生役を違和感なく演じる(私リアルに20代かと思ってた・・)など演技派(ということだけではない気もするけど・・ボリウッドのトップ俳優は本当若く見える不思議)。LAGAAN以降は軽薄なエンターテイメント作品ではなくて、社会派だったり濃厚な映画に俳優のみならず製作・監督としても参加(LAGAANに際し、プロダクション会社を設立)。製作に関わった映画が常にヒット&話題となるインド映画の変革手との期待も高い。個人的にインドのイライジャ・ウッドって思ったんだけど(ビジュアル)w

・アーミル・カーン Wikipedia
・アーミル・カーン ナマステ・ボリウッド

【ストーリー】
大英帝国保護下の藩王国のある農村。雨が2年間降らない中、いぢわるな大英帝国将校の気まぐれで年貢(LAGAAN)が2倍になった。マハラジャの元へ抗議しに行く真っ直ぐな青年Aamir Khanを初めとする村人たち。そこに居合わせたいぢわるな将校との交渉の結果、年貢をかけた大英帝国軍人との闘いが決まった。村人が勝てば年貢が今後3年フリー、負ければ3倍という、まさに生死をかけた争いである・・・



クリケットで。

村人はもちろんクリケットなんて知らないし、勝てないと思ってるのでメンバーが揃わない。しかし、いぢわるなお兄さんに心を痛める将校の妹が手助けしたり、Aamirの気合にほだされて、だんだんと仲間も増え、満身創痍、当日を迎えた。

【見所】
ストーリーがしっかりしている。インド農村風景が楽しめる。エキゾチックな雰囲気満開。これぞみんなのイメージの「インド」。歌と踊りがストーリーの流れに自然。本当この流れが上手いと思うし、歌やダンスも農村ぽくて素朴、映画の雰囲気を壊さない。特に恋の歌が秀逸。村娘、白人の娘さん双方から(歌の中で)アプローチを受けるAamir。白人の娘さんにまで恋を歌い上げ(英語で)、踊らせてしまう。もう、すごいょ笑。白人の娘さんは垢抜けないミーガン・フォックスって感じだけど、19世紀末の貴婦人ってことを考えると控えめながら村人を助けるなど積極的。すごくいい子そうで好感が持てる。大英帝国支配へは恨みばっかりぽいけど、公平なマインドを持った白人の娘さんの(慕情によるところも大きいけど)献身的な助けと彼女の恋の切ない具合で映画全体が一概に被支配者VS支配者とはならないのが巧み。Aamirの目力がすごく、主人公的なカリスマがある。新人らしい村娘役のGracy Singhも村娘らしい素朴なかわいさで適役。クリケットメンバーになる村人も、1人1人キャラが立っている。見てると、何となくクリケットのルールが解る気がする。全面には出てこないけど、インド近代化への相克も描かれている。

何より、飽きない!面白い!


↓秀逸な恋の歌



【結論】
インドって大英帝国の植民地だったんだよなー。
歌&踊りでボリウッド映画の王道を押さえつつ、スポ魂、恋愛、長さを感じさせない3時間45分!

【蛇足:卒論はCultural Studiesで映画でした。よりそう支配者、インド近代化への道のり】
あらすじも何も見ずに観たLAGAAN。大英帝国支配に怒りを募らせる村人たちを見て、暴力アクション戦争ものか??と思ってたら・・クリケットで勝負。というww 気が抜ける・・ 

被支配側からの、植民地映画。
それだけで、わくわく。支配者の描かれ方は、時代と状況によって変化する。
2000年代初頭のインドではいかに。

支配者/白人表象が人毎にはっきりしていて迷いがない。以下しかない。
・いぢわるな支配者
・公正なマインドから先進的な技術を教えてくれ、現地に惚れ込む人。
・スポーツマンシップに忠実な人

1人の中に支配者/いいひとが混在してないから、植民者を恨んだりでも一方で恨みきれなかったり、と言った複雑な感情は喚起されず、キャラ毎に恨んだり、感情移入したり。というか、白人の娘さん以外の人物設定が浅くて、「複雑な個人」まで掘り下げてない。エンターテイメントなんだからこれ位解りやすくていいかも。

1人のキャラに複雑さを織り込むことはしないので、白人の娘さん表象が特徴的かと。真っ直ぐな主人公Aamirに惚れる娘さん。不公平さに我慢ならず&恋のパワーで熱心にクリケットを教える娘さん。コミュニケーションを取りたくてヒンディーを覚えちゃう娘さん。村の行事にも参加しちゃう娘さん。被支配/植民者の関係を超えて、不公平に憤り被支配側に寄り添って、被支配側に染まっていくオープンな人物として描かれている。村の高台に建つヒンズー寺院に祭られているクリシュナとラーダ像の関係(恋愛関係ではなく、深い絆で結ばれている)が、娘さんとAamirの関係に素敵にリンクしてるのもいい。
 あと、クリケット老審判の公正さも。スポーツマンシップに則ってる公正さ。が、含みのある最後の重要なジャッジの描写もいい。スポーツマンシップに則ったものなの?それとも・・て。

2000年初頭のインドでは、ことさら過去の支配者をいぢわる一辺倒で描くことより、よりそう支配者を中心に描かれている様子。エンターテイメント作品だし、無用な関心を引き起こす意図はないだろうし、多分に「インドに惹かれる支配者」を通して「魅力的なインド」を表象するナショナリズムもあると思う。

インドの多様性も随所に。ヒンズー、ムスリム、シークと、様々な宗教の人が混在するチーム。テスト(試合)の前に、ヒンズーの神に祈ったり、アッラーに祈ったり、グル・ナーナクに祈ったり。
身体的特徴から、必殺スピンを投げられるアンタッチャブルを暗示させる男もチームに加入。村人みんな反対だけど(「英国人と戦うのはいいが、そいつを入れるのは許さん」とまで言われるし)、真っ直ぐな男Aamirの熱さによって、チームに迎えられる。身体的ハンデが長所となる。身分の差なんて関係ない。って、インドの暗部にも触れちゃうけど、前時代的対立の克服、英国支配からの脱却の手段として、多様さゆえのバラエティーに富んだ強さで力を合わせて闘うなど。

現代インドのプライド、そしてインド近代化への道のり(理想論)が端的に描かれているかと。


↓これもステキ。村娘Gracy Singhがかわいい。衣装もかわいい。
クリシュナとラーマの歌。ラーマ(Gracy)の嫉妬もかわいい。



*何より、日本語字幕がこんなありがたいものだとは!日本でももっと沢山ボリウッドDVDリリースして~

2011年11月17日木曜日

GNHについて:Nの恣意性

ブータン国王夫妻が国賓来日で盛り上がってますね。美男美女だし、被災地も訪問されるようですし、有難いことです。

個人的にブータン国王夫妻は好感が持てますし、ブータンもチベット仏教圏なのですごく気になりますが、どうしても私がブータンを好きになれない理由:GNH。
ブータンが提唱しているGNH:Gross National Hapiness(国民総幸福量)て、GDPが目指す産業振興とか経済発展じゃない、オルタナティブな視点でいいな、と思ってました。

ブータン難民の存在を知るまでは。


UNHCR(国連高等難民弁務官事務所)
ネパールのブータン難民
http://www.japanforunhcr.org/act/a_asia_nepal_01.html

以下、上記サイトからの引用です。

ブータン難民問題の背景

19世紀後半から20世紀初頭に経済的な理由から、多くの人々がネパールからブータン南部へ移住しました。これらネパール系住民は1958年国籍法に基づきブータン国籍を取得するに至りましたが、低地に住むネパール語を話しヒンズー教徒中心のネパール系の人々と、中高地に住む仏教徒の主流派ブータン人とは、そもそも民族的にも宗教的にも異なります。
1980年に導入されたブータン政府の民族主義的政策の結果、ネパール系住民は国籍を失い、90年代初頭に大量のネパール系ブータン人が国を追われることになりました
びっくした。GNHで測ってる国で、何でこんなことが起きてるのかって。

そして、Gross National HapinessのNationalの中に、ネパール系ブータン人は入ってないんだな。ってことに気付きました。ネパール系住民は、新参者だし、出稼ぎだし文化も違うし異質だし、「ブータン国民」じゃないから、彼らは気にせず出身国にでも帰して、所謂昔からいたマジョリティーの人たちだけのこと考えましょう、て。Nationalがあまりに恣意的に過ぎます。

もちろん、いろんな議論はあると思います。所詮は歴史の浅いネパール系ブータン人、元々不法滞在だし国へ帰れば?ってことなのかもしれません。ちなみに、ブータンとネパールの間にちょっとインドが細長くなって中国と接してる地域があるんですけど(シッキム)、ここの歴史を見るとブータンの危機感がわかるかもしれません。元々独立国?インド的に言えば藩王国的な位置づけだったチベット仏教国のシッキムは、よくわからないんですけど多分大英帝国のお得意の分断統治もあって、インド独立後もインドには編入されず、インドの保護国という扱いになってました。でも、シッキムは19世紀以降のネパールからの労働者が住民の過半を占めるようになっており、次第にチベット系国王の統治への反発から、 暴動やデモとかがあって1975年にシッキム王国は廃され、インドに編入されます。

ブータンとネパールに挟まれたシッキム↓

大きな地図で見る

ブータン国内でのネパール系への締め付けが厳しくなったのも、きっと隣のシッキム王国の興亡を見ているから。シッキムの二の舞は避けたいという思いなのでしょう。

まあ、いろいろあるけど、どこの国でもいろいろあります。何が正しいとか、よくわかりません。でも、ブータン難民にとって、もはやネパールは祖国じゃない。その証拠に、ネパールは難民には国籍を付与せず、難民は長いこと無国籍状態でした。数年前から、欧米など第3国への定住プラグラムが開始され、縁もゆかりもない第3国への移住を与儀なくされています。

残念ながら、国境が強固なものになってしまった時代なんです。もちろん、そんな「国境」に反対する人たちも世界中でたくさんいます。常にどこかで既製の「国境」からの分離独立を願う人たちがいます。だから、難しい問題には違いないんですけど、敢えて言うと、国境ができちゃった以上は(そして一度は国籍を付与した以上は)、いくら新参者でも出稼ぎでも、国境の内側に住んでた人たちは、「国民」じゃないかと。そして、問題はあれど国民な訳だから、もしマジョリティーと違っても異質でも、多様な「国民」の在り方を尊重するのが国家の役目じゃないかと。シッキムが滅亡したように、「国是」なるものが崩れて国自体が崩壊する可能性がある? 民主主義な世の中ですから、そうかもしれません。そこらへんをどう折り合い付ければいいのか、正直答えが出ません。是非はあれど、マレーシアなんかブミプトラ政策なんかで熱心にマレー系住民を優遇してますよね。まあ、でもそれ以外の「国民」を追放はしてないよね。

任意の集団だけを抽出して幸福量を測るなんて、決算操作じゃないけど、そりゃ、集団内でもいろいろあるだろうけど、いい数字しか出てこないでしょう。そんな指標て何かおかしいんじゃないでしょうか。と、提唱国がこんな状態だし、故にGNHの怖さも露呈させちゃってる気もします。GNHて、でも、本当にコンセプトとしてはいいな、と思います。いくらお金稼いだって、幸せじゃなければ、ね。幸福なんて、結局は1人1人の主観だけどね。まあ、ブータンのGNHが問題なのは運用面で。遍くいろんな集団からのリアルな声を反映させるべきです。でも、最終的には個人の主観、という指標の性質はもっと注意書きされるべきかと。とりあえず、GNHは提唱国ブータンから離れて語られるべきです。

幸福の国は、大きな不幸の上で成り立ってるのですから。



2011年11月15日火曜日

ラダック旅の準備:服

GWも9月もほぼ同じ服装でした。
というか、同じ服しか持ってかなかったんですけど(旅の勝負服なんですね・・)
私はレイヤーが利く以下を持ってきました。

Tシャツ1枚(デリーまたは日本国内用)
ロンT数枚(含むヒートテック)
パーカー
フリース
革ジャン
レインジャケット(実際雨はそんな降らないので、ウィンドブレーカー的に使用)
スパッツ、レギンス
スキニージーンズ
アリババパンツ(←趣味の世界。)


・日中はロンT1枚で十分(日陰は寒いけど)。
・でも半袖はNG。紫外線強すぎる。
・帽子もあった方がいい。紫外線強すぎる。
・サングラスもあった方がいい。紫外線強すぎる。
・でも温度調節できるパーカーがあればいい。
・夕方まで行動する場合は、フリースとかウィンドブレーカーとか革ジャンとか、もう1、2枚上着があればいい。
・ヌブラ谷へ行く途中のKhardung Laとか、パンゴン・ツォへ行く途中のChang Laとか、5,000m越えるので、レーよりも冷える。そんな長時間滞在しないだろうけど、一応もう1枚上着あると安心。
・現地調達、十分できるので、あまりご心配なさらず。
(トレッカーも多いので、アウトドアブランドのウェアは結構揃ってます。Main Bazaarのお店とかで。あと、お土産屋さんの定番、毛布みたいなヤク毛(と称してる)ショールは、ちょっと寒い時に羽織ったり、ひざ掛けにしたり、重宝する。Rs400くらい)
・ボトムスは日中は1枚で十分。夕方から冷えるから、夕方以降外出する時はスキニーでもスパッツと2重にしたり。ただ、1枚でも我慢できる寒さではある。趣味のアリババパンツにはスパッツを合わせるので、結局2枚履きが多かったかな。
・靴はスニーカー基本。ゴンパは基本丘の上。アップダウンあるし、レーの道もサバイバルなので。
・シャワー用とか部屋でくつろぎ用にビーサンあるといいかも。
・首元日焼け対策にストールなども重宝。

日焼け対策というか、趣味の世界

ヤク毛と称するショールは、肌寒い時さっと羽織ったりして便利
ちなみに、GW旅の時は到着したら極寒でも対応できるようにと、大げさなPHENIXのダウンジャケットを持っていきましたが、結局使用せず。9月は、万が一寒かったら、と念のためUNIQROのうっすいダウンジャケットを持っていきましたが、結局使用せず。でした。

9月ラダック旅:⑥レーで休養日

6日目:終日レー

【のんびり~】

起床して一人ぼっちの部屋、別に孤独感とか寂寥感とかじゃなくて
「あ、やっぱ私は起きなかったし、同行者も敢えて寝起きが悪い私を起こさなかったな」と。
自分の性質と、同行者の心遣いというより私の性質への理解を確認。
これくらいでないと2人旅はできないよね~特にハプニング続出な途上国は。

にしても、ひーとーりー!

日程の限られたラダック(というか、インド)初めての同行者のために、詰めに詰めた4日間だったので、今日はゆっくりする日と決めています。朝は、Fort Rdを横切る川沿いのオープンカフェDolphineにてチャイを飲むなど。せっかく一人なので、人生、どう生きたらいいのか、というどうしようもない問題に悩む。

王宮へ。初日は高山病ぽくて無理だったけど、もう平気。ずんずん登っていきます。入場料Rs100。王宮内は、修復作業が進んでいる。そして、何も、ない。てかRs100なのに、見所は仏間1つだけ。

王宮:横から


でも、ここの千手観音が、いいんだな。

王宮の千手観音


不気味、とでも形容したくなる、不敵な微笑み(アルカニック・スマイルとは全然違う)。
手も足も1,000本あるし、堂内薄暗くて、上半身は影になってるし、
「ふふふ、手が1,000本もあるけどね、いつも助けてあげるとは限らないよー」みたいな雰囲気を醸し出してる。
それが、好きなんだな・・ハードル高いほど、燃えるからな、私。

ふふふ~

うーん、もはや修復途中の王宮そのものが見所なんでしょうか。
レー市内を眺めるけど、更に上方に位置するナムギャル・ツァモからの眺めの方がいいだろうから不毛の岩肌をジグザグに進み上のゴンパへ。お昼で太陽が高く、遮蔽物がない中、強烈な日差しを一身に浴びて修行のように荒地を歩きます。

まだ、たどり着かない・・

ゴンパ。中には座った姿勢の大仏。
後から来た老ラマご一行は、やはり、というか、ここはラダックだから、当然五体倒地にてお祈り。
また後から60歳前後の欧米人の団体も、若いラダッキガイドを伴いやって来た。欧米人はパワフルだな。こうゆう部分はとても見習いたいな。

大仏です

更に上方のゴンパへ。

ナムギャル・ツァモ:一番上のゴンパ
ここまで来ると、眺望も利いて、レー市内が一望。
旧市街、商業地区と居住地区の境目が緑でくっきり。

真ん中あたりにMain Bazaar奥にはFort Road

ちょっと郊外へ行くと、緑が豊かで収穫を終えたbarley畑が拡がってる。

レーは意外と緑多いのね
何だ、ちょっと歩けばレーも(更に)牧歌的なんだ。
思えば、あんまりレー中心地と前回滞在していたチャンスパ以外は足を踏み入れていない気がする。今度はゆっくりレーを歩こう。

夥しいタルチョがはためく

ひとりなのでセルフタイマー;ちょっとタイミング失敗




 下山、ついでに、ラダッキの女の子っぽくなろうと、ヘアクリップを探す。
こっちの女の子は、前髪を大中小のヘアクリップでポンバロール風にするのが流行ってるみたい。
バススタンド近くのバザールから、女の子洋品店を探すけど、
どこにあるの!
それっぽいお店が見付からない・・
女の子たち、どこで買っているの。
結局、Main Bazaarのfancy shopなるお店で発見。
fancy shop・・どこの国でも似てるわ。

夕刻、Atishaを訪ねる。前回の旅行時に仲良くなったここの人。
ヌブラ谷にて友達の結婚式があるということ、なぜか私も同行することに♪
ヌブラ谷は前回も行ったけど、インダス谷とは違った雰囲気で、よりワイルドで牧歌的♪♪
楽しみだ~

Bon Apetitで夜ごはん。