2011年10月9日日曜日

デリー国際空港から市内へのAirport Expressについて

学生時代、長期休暇毎にバックパッカーをしてた時から、
デリー国際空港の悪名高さは噂に聞こえてました。

「日本発のフライトは絶対に夜デリー着。空港から出て宿を探すとなると、怪しい輩がやたらやって来て、安宿やツアーを紹介してくる。また、やっと乗り込んだタクシーでも、運転手が安宿やツアーを紹介する人たちとグルとなって、約束と違う場所へ連れてかれる」とか。

いろんなところでそんな話を聞くので、インドってこわいな、と思ってました。
2010年年末に初インド旅行した際も、デリー行の乗継地だった北京で会った現地駐在中の友人(インド旅行経験あり)から、「空港出たら気を付けな。自分の名前が書かれたネームプレートを持ったホテルからの送迎の人が、5人くらいいるから。」との助言。

え、意味がわからない。

「隣の人が持ってるプレートを見て、 ゲストの名前を拝借して、あたかも予約したホテルの送迎のように偽り、全然違う宿へ連れてこうとする輩がいる」

インド、すげえ・・と、俄然「自分の名前が書かれたネームプレートを持った5人の中から本物を見つけなきゃ!」と気合入れてたんですけど、税関スルーして出口へ出ると、自分のネームプレート持った人、1人しかいなかったよね・・ちょっとがっかりしたことは否めません・・

しかも、空港出たところにそんな怪しそうな輩もいなかったし。噂に聞いてたインドの洗礼と違う・・

というのも、現在国際線が発着するデリー国際空港:Indira Ghandi International Airpor T3(IGI)は2010年に開業したばっかり。 空港内もフツーにキレイだし新しいし、テロ対策のため警備もばっちし。なので、悪名高き以前の空港とは何もかも違うんですね、と推測。

 そして、2010年年末旅行時にはまだ開通してなかったけど、2011年2月に、何と、IGIからニューデリー駅までのAirport Expressが開通。片道Rs80でニューデリー駅まで20分くらいかな?トークン式で、窓口でトークンを購入し、スイカのごとく改札でッピ!として入場(空港ばりのセキュリティーチェックあり。身体検査含む)、出るときはトークンを改札の穴に入れる仕組み。これで、市内へのアクセスも抜群に良くなった。市内からバスもあるらしいけど、そんな頻発してないし、よくわかんないから、2010年年末旅行帰国時は、(オールド)デリー駅からRs600で1時間くらいかけてタクシーで行ったんだけど、もはやハードネゴしてもぼられてる気がする必要なんてない!

これは、まさに、
Airport Express: a whole new experience

Airport Expressも出来たばっかなので新しく、清潔感溢れる内装は近未来的です。空港も刷新され、Airport Expressで快適に市内まで出れるようになり、更にニューデリー駅(Airport Express専用駅なので鉄道駅とは別だけど、すぐ近く)も副都心線渋谷駅かと思うほど、メタルでSFっぽい造り。デリーに到着しても、ここまでは先進国と変わりません(とか言いつつ、私が行ったことある先進国はUKくらいですが)。改札を抜け、地上へ出てもこんな先進国的風景が広がっているかのような幻想を抱いてしまいそうになりますが、地上へ出た途端、一気に現実に引き戻されます。ええ、鉄道ニューデリー駅前、カオスです。ああ、やっぱりインドに来たんだ・・
Airport Express車内

(カオスなデリーのイメージ:Old Delhi:Jama Masjid前の通り)

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