2013年5月12日日曜日

セデック・バレ


昨年、ひょんなことからこの映画の存在を知りました。以来、



観たい!!!!


と思いつつ、内容的に(1930年日本統治下台湾中部で起きた先住民の蜂起・霧社事件の話。抗日なテーマです)日本公開はないのかな。。とか諦めていましたが、ついに4月20日より全国公開開始です!!!!
先週ようやく2部計4時間半(長いのです。。)を見ましたが、最高。

万人におススメできる映画ではないですが、

  • (台湾に限らず)先住民族好き
  • 台湾好き
  • Avator好き
の人には激しくおススメ。


先住民族祭です。先住民メンズ役はワイルド揃い。民族衣装最高(男はハッピにふんどし、みたいな。男女共にカチューシャ着用だが、それもかわいい)。先住民族の習俗(首狩り)に対しても特に現代的な道徳的視点からの介入がなく、そのものとして自然に受け入れるようになっているところも好感持てます。首狩り族のため、首が飛びまくりですが、グロくも怖くもない巧みな演出。アクション、ビジュアルもしっかりしており(一部CGは適当ですが)エンターテイメント要素も十分。

この映画鑑賞の際に邪魔なのは自分日本人だということですが、そんな葛藤も一緒に狩ってくれるくらいのエナジーがこの映画にはありますので、大丈夫です。現在も含めて歴史上先住民は厳しい状況に置かれていることが多いため、この映画は一例であって、同時代含めてどの時代も世界のどこでも起こっていたことだと思います。

台湾の先住民族文化の豊かさを十分感じられる映画ですので、益々台湾が好きになりました。台湾でもこんな抗日映画(しかも監督は親日映画「海角7号」の人!)あるのか、と思いましたがそこは真摯に受け止めます。台湾好きですから。今年の夏休みは10日間ずっと台湾でもいいかもしれません。

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