チベット圏らしいイベント。
待ってたら何も起きないと思って顔を上げたら
電車の中吊り、AERAの広告。「ブータン『幸せ』の裏側」の文字が躍るよ!
熱いなあ。
と思って初めてAERA買っちゃった。笑。
なかなかの気合の入れようで、カラーで13ページ。
前半は首都ティンプーと東部の田舎での現地人取材。
後半はブータンで暮らす日本人10人から見たブータン。
なかなか、面白かったです。
日本人は協力隊が多いのでしょうね。
日本政府やたらブータン支援ににも気合入れてますよね。
記事の内容は、端的に言うと、
「国民」の枠内で、物質文明と資本主義の急速な流入、世代間の考え方の違いで
ブータンの人の暮らしが近年急激に変化してて、伝統的な価値観、生活が崩れ
「幸せ」も揺らいでいると。
今までのこのブログのポストでは、主に「国民」の枠外に追いやられた人の存在から「国民総幸福量GNH」の欺瞞を説いてましたが、「国民」の枠内でもいろいろな変化があるようですね。
そりゃそうですよね。
多分、今までが物や情報が規制されたりなかったりでのんびりしてただけなんでしょうね。
これからが「幸せ」の国の度量の見せ所、
未曾有の環境の変化にどう向き合っていくのでしょうか?
⇒ちなみに私は日本はとにかく追いかけまくった結果、息苦しい社会になってると思います。
⇒ラダックは、物理的な制約(標高3,000m以上の極所、冬季は陸路が通じない)あり、こうゆう変化はブータンよりもゆっくりか、限定されていると感じています(もちろん、変化はあると思います)。
関連してニュース記事を調べていたら、気になるものが・・・
6月23日東京新聞:
中国・ブータン首相初会談 国交樹立に意欲
http://www.blogger.com/blogger.g?blogID=4959151076390739163#editor/target=post;postID=8879495558083477494
リオ+サミットでブラジルを訪れていた両首脳が初めて会談を持ったそう。
曰く「中国との接近で経済交流の促進を図る狙いとみられる。」
物質文明、資本主義の流入加速www
まあ、それはminor issueですけど(基本ブータンの「幸せ」に興味なし)、
インドと中国に挟まれた、地政学的要衝・ブータン。
インド政府からの補助金がブータン政府歳入の2割を占める(AERAより)程、インドとの距離が近かったブータンが(大英帝国の遺産、または極小国故のバランス外交)、中国にも接近しようとしている。日々自国の影響力拡大を目論んでいる中国は、対印関係上ももちろんやる気満々でしょうが。
危うい均衡の上になりたっているブータンというか、印中関係。
ブータンが選択を間違えると、大変なことになりかねません。
インドにとっては打ち込まれた楔に成り得るブータン。
ブータンは絶妙なバランス感覚で「経済発展」より完全独自路線の「幸せ」を選んだ潔さ、
11年の国王夫妻来日時のように極小国なのにPRには長けまくってる賢さを持った国です、
印中のパワーバランスの間でも絶妙な舵取りをして上手く立ち回って頂くことを期待しております。
て、こんなニュースが特に私の関心を引くのは、も ち ろ ん、
印中関係のパワーバランス変化が、印中国境沿いで同じく危ういバランスの上に立っている地上の天国・ラダックにも影響しかねないからです。ラダックからは印中国境はすぐそこ。
見える訳ない。国境線なんて地図上の線です。
The Blue Heartsも歌っています
「誰かが線を 引きやがる 騒ぎの どさくさに紛れ~♪」(チェルノブイリ)
てか、実際パンゴン・ツォの国境線は点線で囲まれた謎の緩衝ゾーンがありますから、
もはや、どこまでがインドでどこからが中国なのか、わかりません。。
一部実線で引かれているのが確定国境、あとはLine of Actual Contorl(LAC)実効支配線。
大きな地図で見る
天上の湖の如く、この世のものとは思えない程美しいパンゴン・ツォ、
実は最前線。なんて、知らないよね~人間の争いごとなど超越する美しさです。。
(実際は人民解放軍が湖をボートでLAC越えたりと言った緊張状態が続いてます。
LAC付近の出来事なので、観光には影響ないけど!)
インドで流行りまくった「3Idiots」とか、ラダック頻出の「The Fall落下の王国」でも
CGかと疑いたくなるような現実感のなさを発揮してます。
結局最後はパンゴン・ツォの話になっちゃた。笑。
実は先日パンゴン・ツォ関連で不穏な動き(紛争に繋がるとかじゃないけど・・)
をcatchしたので、またブログで書きます。
待ってたら何も起きないと思って顔を上げたら
電車の中吊り、AERAの広告。「ブータン『幸せ』の裏側」の文字が躍るよ!
熱いなあ。
と思って初めてAERA買っちゃった。笑。
なかなかの気合の入れようで、カラーで13ページ。
前半は首都ティンプーと東部の田舎での現地人取材。
後半はブータンで暮らす日本人10人から見たブータン。
なかなか、面白かったです。
日本人は協力隊が多いのでしょうね。
日本政府やたらブータン支援ににも気合入れてますよね。
記事の内容は、端的に言うと、
「国民」の枠内で、物質文明と資本主義の急速な流入、世代間の考え方の違いで
ブータンの人の暮らしが近年急激に変化してて、伝統的な価値観、生活が崩れ
「幸せ」も揺らいでいると。
今までのこのブログのポストでは、主に「国民」の枠外に追いやられた人の存在から「国民総幸福量GNH」の欺瞞を説いてましたが、「国民」の枠内でもいろいろな変化があるようですね。
そりゃそうですよね。
多分、今までが物や情報が規制されたりなかったりでのんびりしてただけなんでしょうね。
これからが「幸せ」の国の度量の見せ所、
未曾有の環境の変化にどう向き合っていくのでしょうか?
⇒ちなみに私は日本はとにかく追いかけまくった結果、息苦しい社会になってると思います。
⇒ラダックは、物理的な制約(標高3,000m以上の極所、冬季は陸路が通じない)あり、こうゆう変化はブータンよりもゆっくりか、限定されていると感じています(もちろん、変化はあると思います)。
関連してニュース記事を調べていたら、気になるものが・・・
6月23日東京新聞:
中国・ブータン首相初会談 国交樹立に意欲
http://www.blogger.com/blogger.g?blogID=4959151076390739163#editor/target=post;postID=8879495558083477494
リオ+サミットでブラジルを訪れていた両首脳が初めて会談を持ったそう。
曰く「中国との接近で経済交流の促進を図る狙いとみられる。」
物質文明、資本主義の流入加速www
まあ、それはminor issueですけど(基本ブータンの「幸せ」に興味なし)、
インドと中国に挟まれた、地政学的要衝・ブータン。
インド政府からの補助金がブータン政府歳入の2割を占める(AERAより)程、インドとの距離が近かったブータンが(大英帝国の遺産、または極小国故のバランス外交)、中国にも接近しようとしている。日々自国の影響力拡大を目論んでいる中国は、対印関係上ももちろんやる気満々でしょうが。
危うい均衡の上になりたっているブータンというか、印中関係。
ブータンが選択を間違えると、大変なことになりかねません。
インドにとっては打ち込まれた楔に成り得るブータン。
ブータンは絶妙なバランス感覚で「経済発展」より完全独自路線の「幸せ」を選んだ潔さ、
11年の国王夫妻来日時のように極小国なのにPRには長けまくってる賢さを持った国です、
印中のパワーバランスの間でも絶妙な舵取りをして上手く立ち回って頂くことを期待しております。
て、こんなニュースが特に私の関心を引くのは、も ち ろ ん、
印中関係のパワーバランス変化が、印中国境沿いで同じく危ういバランスの上に立っている地上の天国・ラダックにも影響しかねないからです。ラダックからは印中国境はすぐそこ。
ほら、湖の向こうは中国(チベット)ですよ。国境線が見えますか? @パンゴン・ツォ |
見える訳ない。国境線なんて地図上の線です。
The Blue Heartsも歌っています
「誰かが線を 引きやがる 騒ぎの どさくさに紛れ~♪」(チェルノブイリ)
てか、実際パンゴン・ツォの国境線は点線で囲まれた謎の緩衝ゾーンがありますから、
もはや、どこまでがインドでどこからが中国なのか、わかりません。。
一部実線で引かれているのが確定国境、あとはLine of Actual Contorl(LAC)実効支配線。
大きな地図で見る
天上の湖の如く、この世のものとは思えない程美しいパンゴン・ツォ、
実は最前線。なんて、知らないよね~人間の争いごとなど超越する美しさです。。
(実際は人民解放軍が湖をボートでLAC越えたりと言った緊張状態が続いてます。
LAC付近の出来事なので、観光には影響ないけど!)
インドで流行りまくった「3Idiots」とか、ラダック頻出の「The Fall落下の王国」でも
CGかと疑いたくなるような現実感のなさを発揮してます。
結局最後はパンゴン・ツォの話になっちゃた。笑。
実は先日パンゴン・ツォ関連で不穏な動き(紛争に繋がるとかじゃないけど・・)
をcatchしたので、またブログで書きます。
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