2012年4月23日月曜日

映画レビュー:2012


2012 スタンダード版 [DVD]

ボリウッドでもラダック関係でもなく、普通にレビューします。
でも、ジャケット観てもお解りの通り、チベットには関連ww

「インデペンデンス・デイ」のローランド・エメリッヒ監督の

2012

今年2012年ですからね!
マヤ暦では世界終わりますからね!!
(↑スピリチュアル系と付き合いのあった学生時代によく言われてたこと。)

マヤ暦での滅亡説にヒントを得た、パニック・ムービーです。
「インデペンデンス・デイ」の監督ですから。全然社会派じゃなくて、エンターテイメント。

のはずが!

すごいんです、この映画。全編エンターテイメント調の少々ご都合主義すぎる感じでサラッと見れば「日曜映画劇場」程度の作品なんですけど、設定がやばい。

①2012年地球やばい、と科学的に発見するのが、インドの科学者
②先進各国首脳にその旨伝えられ、密かに人類補完計画スタート。
 (あ、映画が違う??)
③ノアの方舟を作ることになりました。
④一般大衆に事実を知らせず密かに、かつ時間がないから突貫工事で作成できる国に依頼。
 ⇒そんな国、全世界でただ1つじゃないですか。中国。
⑤極秘プロジェクト、かつ大型津波の到来が予想されるので、中国のなかでも秘密のベールに包まれた高所で密かに建造開始。
 ⇒そんな地域、中国広しと言えども、ただ1つじゃないですか。チベット自治区

!!!!

インド人の頭脳と、中国の突貫工事力と、中国領内の秘密のベールに包まれてるチベット

が揃わなきゃ人類補完計画できない設定!!
恐ろしく21世紀的です。。21世紀初頭の世界を的確に反映しております。。
ローランド・エメリッヒ監督すげえ・・

最後、巨大津波がチベット高地、ヒマラヤにまで押し寄せ、あわやエベレストとノアの方舟が衝突、みたいなね。。いちいち安易なんですけど。でも、なぜか地殻変動によって押し上げられて冠水を免れた地域が、地球上で唯一南アのドラゲンスバーグという、私的にもツボなオチでもあり(ドラゲンスバーグも雄大で美しい土地です!行ったことないけど)、設定で楽しめた映画でした。

パニック・ムービーでこんだけやばいと思った映画ないよ~
美しい(CG)ヒマラヤを背景に、ちょっとおかしいけどチベット寺院とラマが出てきたりするよ。
安易な家族愛とか無視して観れば、なかなか面白い映画。
でも311を経験した私たちには津波の設定はちょっとリアルすぎて、
2012やっぱ世界終わるんじゃ。。と思ってしまいます。





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